【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?9『夢日記』『猿夢エゴマ』『その日が来る』

15分毎に10話ずつ、全11回で108話を公開しますよ!
現在見られているまとめ記事は、その第9回目です!
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【2】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【3】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【4】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【5】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【6】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【7】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【8】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【9】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【10】
【年末】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?【11】
【年始】心霊ちょっといい話
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夢日記をつけると気が狂ってしまう。
そんな噂を聞いたことはないだろうか?
夢日記とは、夢の内容を日記に付けるというシロモノだ
こんなのはただの都市伝説だ。
君もそう思ってるのではないだろうか?
これは俺の知ってるある男の話だ
その男も夢日記をつけていた。
その内容もたわいもないもので
悪夢もあれば普通の夢、不思議な夢とたくさんある。
夢にはいろんな種類がある…らしい
たとえば、夢の内容に色が付いてる人もいれば白黒で見る人もいるらしい
俺は色が付いてる派だから白黒というのはよくわからないが
まぁ、テレビで見る白黒テレビみたいな感じだと思えばいいのだろう。
最初に「ん?」と思ったのは
そいつが、「そういえば、この前かしたゲームどうだった?」と聞いてきたときだ。
ゲームなど借りていない…
強いて言うなら2ヵ月前にちょっと興味のある大作ゲームを
2,3日借りただけだ。
それをいうと、そいつは
「ん…そうだったか、悪かった…思い違いをしていた」と
照れ笑いしながら謝ってきた。
しかし、それからのことだった
そいつは毎回のように妙な思い違いをするようになった。
挙句の果てに「昨日の憲法の集中講義ってなにやったっけ?
全然覚えていない」などといいだした。
覚えてないことが異常なのではない。憲法の集中講義が明日であるのが異常なのである。
さすがに、これは妙だなと思った。
麻薬中毒者がよく陥るときく時間概念の欠如が徐々に見られてきた
「明日は晴れだった」「昨日はレポートを出す予定だ」などだ
まぁ、中学生が英語を訳すときに出てくるような不自然で誤った日本語を
考えてもらえればいい。
こいつ、麻薬でもやっているのでは?と思った俺は
医者に行くように薦めた。さすがに「お前、ラリってるだろ」とは
言わなかったが…
最初は頑なに医者に行くことを拒否していたそいつも
俺の執拗な説得に折れて、俺が同伴することでしぶしぶ医者に行くことを
了承してくれた。
しばらく、そいつは別室で診察を受けた後にでてきて
待合室みたいなところで二人で待たされた
すると、看護婦が俺に診察室に来るようにと伝えにきた。
(おいおい…実は俺が狂ってたってオチか?)と思いながら
診察室で医者の話を聞いた。
医者は「君は彼の親族者ではないようだけど、一応伝えておくよ
できれば、彼のご両親に伝えてほしいんだが…」と前置きをして話し始めた
「彼から、麻薬の類の陽性反応は出なかったが、確かに精神状態が少しおかしい。
ストレスからくる変調とも少し違うようだ…ところで、彼は何か…その
日記のようなものを付けてなかったかわかるかい?」
俺は「あぁ…たしか…そうだ。夢日記をつけてるとか言ってました
内容は聞いたことありますが、俺が英雄になってテロリストを倒すだの
懇意の女の子と結婚するとか、他愛もないものばっかしでしたけど…」
というと、医者は「やっぱり」と言って顔を曇らせた
そして、ある話を始めた
「これは…医学的なものではないので、話半分で聞いてください
人間は「寝る」という行為で、過去の記憶を整理していると考えられています。
その過程で出てくるのが「夢」だと私は考えています。
つまり、夢によっていらない記憶やいる記憶を整理しているってことですね
そして…夢日記をつけると、記憶の整理がごちゃごちゃになってしまうんですよ
日記をつけるという行為でせっかく消去すべきだった記憶が
形として残ってしまうんです。そして、それがトリガーになって
記憶自体を刻みつけてしまうために、記憶の消去とまではいかないんですよ
そのせいで、脳の容量というか…記憶がごちゃごちゃになり
時間概念が狂ってしまうんですね…
これはただの私の仮説ですがね…
まれに夢日記をつけて頭がおかしくなってしまったという患者がくるんで
私なりに考えてみたんですよ…
それで、彼のことなんですが夢日記をつけるのをやめれば
たまっていた記憶も整理されていくので、元に戻ると思います
夢日記をつけるのをやめさせてください」
話はそんな感じのことだった
信じるか信じないかはあなた次第だ
出張で泊まったホテルでの話。
忘れもしない今日みたいな12月の寒い日。
S市に住んでる俺は、仕事の都合で一日だけA市に出張に行く事になった。
たびたび訪れてるA市だったけど、その日はいつも泊まるホテルが満室で仕方なく違うホテルを予約する事にした。
初めて利用するホテルだったけれど、そんなに古くも無くて最初は快適に過ごせた。
次の日の仕事がS市での会議だったため、早朝にチェックアウトをするつもりでその日
は普段より早く就寝した。
一時間くらいで目が覚めて、なんだか喉が渇いたので洗面所で水を飲んだ。
「ヒュルヒュルヒュル」
って音が聞こえてて、風か何かだろうとそのときはさほど気にも留めなかった。
ベッドに入りまた寝入ることにして、二時間くらいだろうか、また目が覚めた。
暖房をつけたままで眠ったためだろうけど、やけに喉が渇いて、また洗面所で水を飲む。
「ヒュルヒュルヒュル」
まだ音がする。隙間風が入ってくるんだろうか?見掛けによらず築年数は経っているのかもしれないとそのときは思っていた。
ベッドに入るものの、そう何度も目が覚めると寝つけにくくなってくる。
でも眠れなければ明日の仕事に差しつかえると思い、瞼は閉じたまま横になる。
「ヒュルヒュルヒュル」
音はまだ聞こえてて、ちょっとした音なのにいろんな想像を働かせた。
もしかしたら、暖房の設備の動作音の何かかもしれない。それが気になるせいで眠れないのかもしれない。
暖房をオフにした。
「ヒュルヒュルヒュル」
まだ聞こえてくる。いい加減この音に対してイライラし始めた。
心の中で「うるさい」と思った。
そのとき
「うるさいか?」
小さな声が聞こえた。遠くの方で。
一瞬、頭の中が真っ白になったが冷静に考えてもありえないと思った。
そしたらまた
「うるさいか?」
先ほどよりも大きな声。
ハッとして目を開けると
目の前ギリギリまでの所に顔が。
数秒その顔の目と見つめ合って、ゆっくり違う違うありえないと思いながら目を閉じた。
心の中ではどうしよう、どうしようとっずっと混乱していた。
でも、この信じられない状況のままではなにか身に危険が起こるかもしれない。
そう思ってすぐに目を閉じたまま起き上がった。
起き上がるとそこには何も無くて、でも、まだ居るかもしれないと思ってすぐに帰り支度を始め部屋を出る事にした。
支度をしている間も、部屋を出て廊下を歩く間も、エレベーターを待つ間も
「ヒュルヒュルヒュル」
と音はしていた。
フロントの従業員には何も言わず、すぐにホテルを後にした
で、S市に戻ってその日の夜同僚に酒を飲みながらその話をした。
同僚はそれに凄く興味を持ち、来月A市に出張するからと、その場で同じホテルの同じ部屋を予約した。
次の月、予定通り同僚はS市に出張し、同じような体験をしたと興奮気味に電話をしてきた。
話を聞くと、俺と同じような流れで事は起こったらしい。ただ、すぐには部屋を出なかったと。
「うるさいか?」と聞かれしつこく心の中で「うるさい、うるさい、うるさい」と思い続けたらしい。
すると右耳にちょっとした痛みを感じ、ハッと目を開けたそうで、
でも目の前には俺が見たような顔は無かったと。右耳に手をやると、何かに掴まれてるような感触が。
ドキッとした瞬間
「うるさいかぁぁぁ?」
と語尾が間延びするような感じではっきり聞こえたという。
慌てた同僚は俺と同じように結局そこを出たという。
彼の耳の裏側には今も指の跡がくっきり残っている。
その後、二人に起きた話を後輩社員に話した所、また同じように面白がって、そこに泊まると言い出した。
後輩社員が同じホテルの同じ部屋を予約しようとした所、その部屋は他の客が利用しているので宿泊できないと断られた。
それでも興味があった後輩がこっそり、そのホテルのその階のその部屋を見に行ったところ、
「STAFF ONLY」
と記載され利用できなくなっていたという。上からその部屋の元の番号は削られていたという。
昨日は11時に寝た。
疲れていたからすぐに寝てしまったんだよ。
まるでRPGを始めるかのように夢が始まった。
気が着くと近所の無人駅なんだけどなんか違うんだよ。うまく説明できないけど、なにかが違うんだ。
で、目覚ましみたいな音がホームに響いた。
ジリリリリリってね。
アナウンスが聞こえて言うんだよ。
『まもなく電車が到着します。乗車するとあなたは怖い目に会いますよ~』
すぐに電車はやってきた。
なんか昔の路面電車だったっぽい。
プシューッてドアが開いた。
俺はすでにもう怖かったんだけど、なぜか『乗らなくては』という義務感に圧迫されていた。
中はやはり昔の路面電車の様だった。
俺以外に5人乗っていた。
一人は典型的な喪女。
一人はサラリーマン風の男。
後は覚えていないが、たしかに5人いた。
アナウンス『まもなく発車しまーす。』
普通はゆっくりと閉まるドアが『ダンッ!!』と音を立てて素早く閉まった。
ガタン・・・ガタン・・・ガタン・・ガタン・ガタンガタンガタンガタンガタンガタン・・・・・
電車の椅子に座った瞬間、急に『しまった!これは猿夢だ!降りなきゃ!』
後の祭だ。すでに電車は走り始めていた。
走り始めて5分と経たないうちにアナウンスが入る。
「次は~ヤキニク~ヤキニク~。」
1番後ろにいた人の席からベルトが飛び出し、その人は身動きがとれなくなっている。
そしてその席がリクライニングし、直後からジュウゥゥゥゥ!!という痛ましい音と耳がつんざけるような激しい叫び声が聞こえた
「え゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
羊の肉のような、独特の臭いが立ち込めた。
正気じゃない。
俺が座っていたのは後ろから三番目。
次は喪女のようだ。
しばらく経つとまたアナウンスが聞こえる。
「次は~ペースト~ペースト~」
喪女は天井から回転しながら出てきた重プレス機に椅子ごとゆっくり潰されていった。
バギィ!バキバキバキバキバキ!・・・
骨まで粉みじんになる音に耐え切れず、思わず耳を塞いだ。
次は俺だ。
覚めようとする一心で窓に頭をぶつけたりしている内にとうとうアナウンスが入る
「次は~エグマ~エグマ~」
エグマ?エグマってなんだ?ジョジョの「エニグマ」なら知っているが・・・
俺は席を立ち、運転席へ向かった。
そこで俺は腰がぬけた。
運転士は噂に聞いていた猿なんかじゃなく、案山子だったから。
その案山子が振り向いて俺に言うんだよ。「お客さん。望んで来たんじゃないんですかぁ?でも次来たら容赦しませんよぉ~?」って。
「うわああああああああ」って叫んだら起きてた。
シーツ汗でビショビショ。ポカリがこんなにうまいのかと思った。
眠るのがトラウマになってしまった。
今夜どうしよう。
では、自分から投下させてもらうか。
今から約10年位前の話し。
自分が卒業した高校が少子化の為に廃校となり取り壊される前日、地元にある都立高校なので幼なじみ5人と、居酒屋で当時の思い出話に花を咲かせていた。
しこたま酔っ払った後、我が学舎の最後を見ようと5人全員で夜の高校へ。
流石に夜は暗く薄気味悪いが、そこは酔っ払いの集団、我が青春よサラバwなどと叫びながら校舎の前にて写る〇です(当時は写メより一般的だった)で全員仲良く記念撮影。
で、後日その時のメンバーの1人Hから、真剣な声で近くの神社に直ぐに来る様電話が合った。
仕事中だからと断ったが、余りのHのしつこさに根負けして、呼び出された神社へ。
巫女さん?に説明をすると、神社の離れの事務所に通される。
驚く事に、Hを含むあの夜のメンバーが揃っていた。序でに何故か神主さんもいた。
一体何事かとHに詰め寄ろうとすると神主さんが「これで全員ですかな?」H「はい、これで全員です」嫌にHの顔色が悪い。
自分「おい、お前一体何事だよ」皆も急にHに呼び出され困惑気味の様子。
H「これ見ろ」と一枚の写真を差し出す。自分「何だよ、あの夜の写真じゃねーか。これが何なんだよ?」そこには、赤ら顔の酔っ払い5人が満面の笑みを浮かべ肩を寄せ合い写っている。はっきり言ってキモいがw
自分「良く撮れてるじゃんw」Hは青白い顔で「何も気が付かないのか?」自分「だから何が?」残りの3人も写真を除き込み、なぁ?何なんだ?と言い合っている。
H「あの夜5人で行ったのに…何で5人全員が写ってるんだよ…誰が撮ったんだよ!」それを聞いて背筋が氷付いた…
幾ら酔っ払っていても、誰かに撮ってもらったら流石に誰かしら覚えてる筈…
神主さんが説明をし始めた。
実はあの高校の土地は戦国時代に合戦所になったらしく、未だにそこで命を落とした者達がさ迷っていると…
確かに、7不思議などの噂は絶えなかったが…まさか…
実は、その神社の神主さんが毎年毎年、お祓いをしており何とかさ迷える霊を鎮めていたそうだ…
で、丁度少子化に託つけて近隣の高校と合併と言う形で取り壊すのを町が決断したのだと…
我々はお祓いを受け、10年経った今でも皆変わらずに過ごしているが、あの高校の合った場所は四方がコンクリートの壁に覆われ未だに更地のままらしい…
あの時の写真は、誰が撮ってくれたのか…今でも不明のまま。
ありふれた話し、長々すまん。終わり。
友達が埼玉に住んでいるんですがちょっと前に変な相談をされました。
近所に美容室がありそこのスタッフの一人に黒い煙がついている。
最初見た時はタバコの煙だと思ってあまり気づかなかった。
店の前を毎日通るので店内で働いている時にそのスタッフを見たら
仕事中なのに黒い煙がついていて変だと思った。
お客さんの送り迎えの時も黒い煙がまとわりついていたらしい。
もともと友人はそんなに見える人ではなくやばそうな場所に行くと
吐き気、頭痛、見えても一瞬モヤモヤが見える程度らしいので普通に
にずっと見えているのでなんだろうという相談でした。
私に相談してきたのは私は霊感ゼロで全く気配も感じないのですが
知り合いにめちゃくちゃ見える人がいるのでこっちに来る機会があったら
その人に頼んで店の前を通って見てもらえないか?という事でした。
知り合いに頼んだ所そっちに行く機会があったら通ってみると言われました。
後日、電話で聞いた所「煙じゃなくて人の顔の集まり、たまに同じのみるよ」
とあっさり言われました。
知り合いいわく美容室は、髪の毛、水場、鏡、があるので水場と鏡の配置
が悪いと集まりやすいらしいです。
友達にまだ煙見える?と連絡した所、スタッフと喋ってたお客さんに煙が
ついていってずっと煙を見ていたら引き返してこっちにきたから早足で逃
げたらしいです。何日かたってスタッフの人を見るとまた煙がもどって
たらしです。
家のおばちゃん。
昔はごく普通の人だった。
じいちゃんが死んでからボケが進行したのか、○○(じいちゃんの名前)が階段でオノ持って待っとる!とか玄関に指指して笑ったり泣いたりフフフとか言って暴れ出すようになった。
今までじいちゃんのこと名前で読んでるとこ見たことなかった。
あと食欲が異常で1日八回は食べあさってる、だから顔もまん丸になってた。
しかも今度は妖怪が来た!とか言い出して暴れる、うんざりしてくる。
それから一週間後、なんの前触れもなくコロっと心臓麻痺で死んでしまった。
うんざりしたりしてすまんね、おばちゃん、天国でじいちゃんと幸せになってください、ありがとう。
次の日、ばあちゃんの髪の毛が真っ白になってた、目を疑ったよ、黒い髪の毛が死んで1日したら白髪になってた。
で、ばあちゃんの部屋からばあちゃんとじいちゃんのツーショット写真が出てきた。
懐かしいなぁとか思ってた瞬間、そこにおかめ納豆の白い顔みたいな幽霊と浮かぶ変な白い机が写ってた。
あとから気付いたんだけど、その写真を撮った日とばあちゃんが死んだ日が同じ日だった。
それから二年後、今度は姉貴が心臓麻痺で死ぬ、姉貴は健康に気をつけてたから心臓麻痺なんて信じられない。
それに死ぬ間際身体中をかきむしって悪魔が来るって叫んだらしい。
家族で女が私だけになった。
なんで家族の女だけがその日に死ぬのかわからない。
そして来年、その日が来る、今度また死ぬとしたら……………………
では、自分から…
自分が小学生の頃、林間学校と言えば八ヶ岳の少年自然の家がお決まりのコースだった。
その施設は山の中腹に建てられており、夜になると旅館の灯りしかないので回りは見えない。
で、夜の10時頃だったか消灯時間を無視して同級生とダベっていた所、突然きゃーと言う悲鳴が響いた。
慌てて、悲鳴のした女子トイレに向かうと1人の女子生徒が倒れており、傍には女教師がそして回りを取り囲む様に3人の女子生徒が身を寄せ合い遠目で見てもはっきりと解る位ガタガタと震えていた。
自分を含めた男子生徒が数名駆け付けた「どうした?」女教師「何でも無いから早く部屋に戻りなさい」と厳しい口調で言われた。
駆け付けた1人の男子生徒が震えている女子生徒に近づき「何が合ったの?」と小声で訪ねると「窓の外の木、赤ちゃんが物凄いスピードで登って来たの…振り返ったんだけど、その子口しかなくて、大きな口開けて笑ってた」
傍で聞いていた数名も「まさかw」「あり得ないw」と小声で馬鹿にしていたが、女子生徒の嘘じゃないとの神経な声に皆半信半疑になった。
で、教師が気絶した生徒に気を取られているから1人の男子生徒が「外に行って確かめよう」とほざき出した。
自分を含めた馬鹿な小学生数名が外に出て件の木に歩き始めた。
すると、途端に辺りに濃い霧が出始めおっかなびっり木に向かう。
程無く問題の木に到着。
数名が辺りをキョロキョロし出す。
すると木々枝が揺れ、何かが枝から枝へと飛びうつっているのが解る。
「何だ?」「ムササビ?」「いるの、そんなの」とやっていると自分は物凄い悪寒を感じた…
辺りにけたたましい「アバ、アバ、アハハハハハ」と赤子の笑い声がこだましだすと「やべ」「うわ」「逃げろ」と施設の方へ逃げ出す一行…
しかし、その目の前には何が降って来た…
そいつは女子生徒の言った通りの口だけの、のっぺらぼうの赤ん坊。
皆パニックになりちりじりに逃げた。兎に角自分も無我夢中で逃げた。
「おい」突然後ろから野太い男の声がした。
我に帰り振り向くと、懐中電灯を持った男性教師が息を切らせてたっていた。
「お前ら何してる!」お前ら?何とか落ち着きを取り戻した自分が辺りを見回すと、バラバラに逃げた筈の同級生が皆側にいた。
男先生は「ばか野郎死ぬ気か、そっちは崖だ」と、昼間決して行くなと教師達から散々注意された崖っぷちの手前にいた。
それから、男先生に施設に連れ戻されすわ説教か?と又もやドキドキしていた一行だったが、以外や以外強面の男先生からの一言は「さっさと寝ろ」だった。
「明日は早く起こすからな」襖を閉めながら強面先生は言って去って行った。
自分ら一行は恐怖におののき、又興奮していた為に眠れ無いだろうと思っていたが、昼間の遊び疲れも手伝って直ぐに眠ってしまった…
「おい起床だ、早く起きて身支度をしろ」夢の中の我々に物凄い怒声で強面先生は、起こしに来た。眠い目を擦り、しぶしぶ洋服を着ると30畳がある部屋へと連れて行かれた。
そこには教頭先生がおり、我々は教頭の前で正座をさせられると教頭は何やら数珠を持ち、お経を唱え始めた。
我々も目を瞑り、手を目の前で合わせる様に指示があり皆従った。
後日談だが、教頭は何やらお寺の次男坊だか何だかだそうであれがお経と知ったのも随分後の話し。で、本当ならもう一泊の予定が急遽その日で林間学校は終了となり我々は帰路に付いた。
何でもその施設は出るとの噂が絶えない物件らしく、過去に似たような事が頻繁に合ったらしく、構わず林間学校を続けると誰かが必ず骨折などの怪我をする為に赤子の幽霊が出たら中止にする事にしているそうだ。
我々の次の第で八ヶ岳の林間学校が幕となったらしいが…
今でも、八ヶ岳にあの赤ん坊はいるのかな…長々すまない、終わり。
「それはあり得ないでしょ。」
俺が知り合いから聞いてきた心霊話をした所、当時親友だったSはこう返して来た。
「友人とだべっていたら、足だけが目の前を歩いて行った…」
こんな話を別の「見える」友達から聞いて、Sに話したのだったと思う。
このSは俺が生きてきた今までの中で最強と言っても過言ではない、「見える」人、だった。
彼の実家はクリーニング業を営んでいたが、親父さんが何故か坊さんの免許(?)を持っている人で、
家族一家総ぐるみで強力な霊感の持ち主だった。
当時俺は学生で、大学のすぐ近くに一人暮らしをしていた同じ専攻のSの部屋は皆の溜まり場になる事も多かった。
彼女もいなく、暇だった為一人でSの部屋に遊びに行く事が多く、その日もそうだった。
「霊ってのはさ」
一人暮らし御用達の小さなテーブルの向こうでSが缶ビールを片手に話始めた。
「死に方によって色んなケースがあるけど、基本的には生前の意識のままなんだよね。」
うんうん、と俺は頷きながら続きを促した。
「身体の事で言ったら…自分の体には頭があって、目で物を見て口で話し、耳で音を聞き、手で物を持って、足で移動する。
で、その頭や腕、足はボディに繋がっていて、それ全体で自分の身体として認識してるよね?」
そりゃそうだ。俺は頷くしかない。
「だからその足だけが歩いていた、ってのは本来無い筈なんだ。」
Sは自分の実体験を元に自分の心霊に対する理論をもっている男で、
怖い話が好きなだけの俺はいつも圧倒され、ただ話を聞くだけの側に回ってしまっていた。
だからオカ板でSが言っていた事と同じ様な内容の書き込みを見かけると、妙に納得している自分がいるw
俺自身には多分霊感は無いとは思うが、周りに霊感の強い人間がいると、その影響を受けてしまう事があった。
このSと一緒にいた時期は、生涯で一番酷かったと思うw
「…って事はよ?」
やっと回ってきた自分のターン。
「そこら辺ほっつき歩いてる人間の霊は全て、五体満足なカラダのカタチをしていないとおかしい訳?」
Sは淡々とした口調で答えた。
「まぁ、例外も無い事はないけど、基本的にはそう。」
よくある心霊話には首だけが浮いているとか、手だけがあるとかいう話があるだけに、俺は余り合点が行かなかった。
でも確かにSの言っている内容には説得力があり、俺はちょっと頭を悩ませた。
一つこれまたよく聞く心霊話のネタをふと思い出し、Sにぶつけてみた。
「じゃあさ、手だけが壁から出て来て引っ張られるって話よくあるじゃない?あれはどうよ。」
今まで真面目だったSの表情がパッと明るくなった。
「あ、それ経験あるww」
Sは笑いながら口にビールを運ぶ。
「マジでっ!?!?」
本当、このSという男は驚嘆に値すると思った。
この件だけでなく、聞いた事のある様な心霊話にある事は大抵経験済みなのである。
「師匠シリーズ」の「師匠」が実在したとしたら、Sはタメ線を張れるのではないか。
もしくはウニが実はSで、経験を元に書いているのではないか、そんな妄想に取り付かれてしまう程だ。
だがSから色々な話を聞き出すのは骨が折れる思いだった。
ソフトな経験談位なら喜んで聞かせてくれるのだが、ある一線を越える内容になると口を噤んでしまうのだ。
こちらがもう土下座する位の勢いで頼んでも、
「いや、これは聞かない方が良いと思うよ。」
と言って梃でも動かなくなってしまう。
「…で、その壁に引っ張られたのってさ」
嬉々としてSの話に乗った俺だったが、既に先程までとはSの表情が一変している。
こうなってしまっては先の話を聞く事は出来ない。
だがここまでテンションが上がってしまっている手前、引く訳にも行かない。
「その『手』だけの『手』ってのはどうなのよ?」
「ああ、それね…」
苦笑いしながらSは答えた。
「あの時は大変だったよ~、でもあんまり聞かない方が良いと思うけど…」
話す事を迷っている、そんな表情だった。
その時、部屋の中の空気が異常に張りつめていた気がする。
Sは一瞬挙動不審者の様に視線をずらしてからこう続けた。
「あれは、霊とかじゃないから…」
そしてタオルを片手に、シャワーを浴びにユニットバスへと向かって行ってしまった。
長文乱文失礼しました。
読んでくれた方ありがとう。
今年の夏の話になるんだが。俺の父親は単身赴任で週2ぐらいでしか帰ってこないんだ。
それであんま会えないから迎えと送りぐらい一緒に居ようと思って。
毎回母親と一緒に高速道路の売店とかあるとこまで送って行ってたんだ。
その売店とかあるとこに行くには少し長めの階段があって、電灯も一本のみですごく暗い。
父親を無事送って、母親とその階段を降りていた時の事。
急にすごい異臭がしはじめた。まるでカビが生えてるところに近づいて匂っているような、強い臭い。
それでこれはやばい、出るな。と思ってたら急に一本しか無い電球がパンッて言って弾けた。
母親も何か感じたらしく、俺達はすぐにその場を去った。
その夜。あの階段を下から見上げている夢を見た。
いつの間にか階段の両脇に老若男女、ばらばらの100単位ぐらいの人間が居て。
そして階段の真ん中に一人の男が立ってこちらを見ていた。
どうやらそいつが主力となって俺の夢に出てきたらしい。
俺は黙って男を見ていた。すると男が話始めた。
聞いたものをまとめると、其処は霊道になっており高速道路が作られる前までは
其処に泉があって泉で喉を潤して天に行っていたらしい。
しかしそんな事俺に訴えられても何も出来ないし、困るだけだ。
だからその事を男に言うと、お前なら感じて何かしてくれるだろうと思ってたけど、残念だ。といわれた。
これで決着がついたのかな、と思っていたらまた電球がパンッと弾け、其処で目が覚めた。
あれ以来あの場所に行くと毎回かび臭い、鼻を刺激するような臭いがする。
まだ諦めきれない霊たちが俺に訴えかけてるのかもしれない…
という、リアルで体験した話。結構長くなった…
当時は怖かったんだが改めて考えてみるとあまり怖くないかな、すまない。
昔から何かと文章力が無い子だと言われ続けて来た程の俺だが、何とか流れを変えられたら幸いです。
文章のまとめ方を勉強して出直してくるw
僕が小学校3年の時、田辺君という子と仲が良かった
田辺君はユリゲラーの真似だ!と言って目の前でスプーンをグニャリ曲げた
僕はスプーンをもとに戻そうとしたけど固くてダメだった
その手品のタネ教えてよと頼んだけど、田辺君は教えてくれなかった
夏休みが終わり学校に登校してみると、田辺君の席がなかった
クラスメートがチラチラ僕を見てた
担任が出席を取った時、田辺君の名前を呼ばなかった
田辺君は転校したのか?と僕は思った
担任もクラスメートもなぜ田辺君について何も言わないのだろうと不思議に思った
その時、担任が僕の名前を呼んだ、前に出てこいと言ったんだよ
クラスメートたちがさらにチラチラ僕を見てた
誰も田辺君なんか知らないと言ってた
教室の中に知らないヤツが堂々と座ってたので
みんな気味が悪いからチラチラ見てたんだって
知らないヤツとは僕のことさ
自己紹介する前に席に座ってる僕を見て担任は
なんて神経の太い子だろうと驚いてたんだって
僕にはみんなで勉強した1学期の記憶がある
その中には当然、田辺君とすごした記憶が鮮明にある
でも先生やクラスメートの1学期の記憶の中には
田辺君と僕は存在しない
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