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【怖い話】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?「開かずの間」「コックリさんとT君」「牛の森」

2014年05月19日

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198: 1/4 2008/09/20(土) 21:35:00 ID:Xc6djnlE0
開かずの間


学生の時のバイト先の2階にあったのは多分開かずの間だったんだと思う。
弁当屋だったんだけど2階は休憩室と資材とか置いてた。

けど誰も2階で休憩しない。
デカイ窓あるのに昼間でも薄暗くてしめっぽい感じで、
資材取り行く時も絶対みんな一人で行きたがらない。
俺のだいぶ後に入った美大生の自称霊感持ちのかわいいけど
ちょっと変な女だけよく2階でタバコ吸ってた。

だから重くない資材とかはその女に頼むようになって、
かわりに休憩時間外の一服黙認みたいな感じにしてた。

店の資材在庫チェックのときも、当然その女面子にいれて
あと社員さんA、B二人とシフトだった俺とバイトのチーフの先輩五人でやる事になった。
社員さんBと先輩が電車の事故で遅れて三人で始めた。

おれがチェック表とか下でコピーしてたら、上から悲鳴が聞こえたので
あわてて階段をのぼってったら突然頭がびしょびしょに濡れた。
触ったら全然痛くないのに大量の血が出てた。






199: 2/4 2008/09/20(土) 21:35:29 ID:Xc6djnlE0
驚いたけど女がぎゃあぎゃあいってるが聞こえるので
とりあえず2階に上がったら、女は壁の方向いて分けの判らない事を叫んでいて
社員さんAは座りこんで漏らしてた。

女の指差してる方を見たら、これまで壁だと思ってたとこが引戸だった。
中は畳横に二枚並べたくらいの部屋で、小さな虫の死骸が2cmくらい積もっていた。
1カ所の角だけ三十センチくらい丸くなにもない。
壁はパッと見普通の和室っぽい壁に見えたけど、
土に長い黒い髪の毛みたいなのを混ぜて塗り込めてあった。
引戸の裏もおなじ感じになっていた。

訳わかんなくてぼーっとしてたら、遅れてた先輩が来て、
血まみれだったおれは即救急車呼ばれて病院連れてかれた。
病院ついたらもう一人の社員さんBがそっちに来ていて、
有給と見舞金出すから棚から物が落ちて怪我した事にしろと言われた。
正直金が欲しかったのと、恐くてもうバイト先に行きたくなかったのでいう通りにした。

傷はそんなに深くなかったから縫うだけですんだ。
バイトは2週間くらい休んでいい事になってたけど、
どうしても気になったから10日目くらいにのぞきに行った。

200: 3/4 2008/09/20(土) 21:36:01 ID:Xc6djnlE0
そしたら先輩は居たけど社員さんAは体調崩して長期休養、
女の方は学校も辞めて実家に帰るからって親と挨拶に来たっていってた。
女は店に一歩も入って来なくて全然しゃべらなくて、
薬が効いてぼーっとしてるみたいな感じだったらしい。
 
先輩が社員さんBを問いつめて聞いた話を聞かせてくれたんだけど、
店はもともと普通の古い民家だったのを、人が居着かなくて困った所有者から
格安で借りていた場所らしい。社員さんBも詳しい事は知らなかったけど、
『絶対いつか何か起こると思ってた』と言っていたらしい。

引戸見つけて開けたのは女の方で、中から頭がぐるぐる回る人形?が出てきた
と繰り返してたらしい。
社員さんAは何も話さなかったけど、ショックを受けた状態になっていて
内臓が弱っているのでまだ入院していて、家族の希望で多分近々退社するという事だった。

2階を見せてもらったら、その部屋は綺麗に掃除されて
引戸も外されて、壁も塗り直されてた。

けど2階の雰囲気は全く変わってなかった。
ものすごく嫌な気分になって、その日でバイトを辞めた。
大学のある駅近くの店だったがその日から卒業まで一度もそこを通らなかった。

201: 4/4 2008/09/20(土) 21:36:34 ID:Xc6djnlE0
しばらくして仕事でその駅に降りたとき、なんか思い出して店を見に行った。
そしたら弁当屋は無くなって今風のカフェになっていて、驚いた事に先輩が店長をしてた。
弁当屋はおれが辞めたすぐ後ボヤを出して潰れて、同じ系列チェーンのカフェになった。
社員さんBが最初そこの店長をしていて、違う会社に転職する事になった時に
先輩が店の権利を買い取ったということだった。
 
どうしても気になってた2階の事を聞くと、先輩はちょっと困ったような嫌そうな顔をして
やっぱり嫌な雰囲気があるので改装とお祓いをして倉庫にした、といってから
『これ多分あの子が見たって言ってたやつだよね』といいながら、
おれに葉書を見せてくれた。

あの女からの絵画展の招待状だった。宛先が昔の弁当屋の名前になっていて、
表側に、頭が変な風に横に潰れたでかくてのっぺらぼうで口だけが裂けて、
手足が異様に細い白いぬいぐるみが踊ってるみたいな絵が書いてあった。

はがきは二年くらい前に来たもので、場所が遠いので行けないし、と思いながらも
記載してあった画廊に問い合わせたところ、そんな展示の予定は無いと言われたそうだ。
『なんか捨てるに捨てられなくてさあ』と言いながら先輩はそれを引き出しにしまい込んだ。
その後先輩とはしばらく連絡し合ったりしてたけど、
今年の春、店が老朽化で立て替えになるので、この機会に両親の面倒を見るためいなかに帰る、
という電話が来た。

その後何度か連絡しようとしたけど携帯変えたらしくて通じない。
暑中見舞い出したけど宛先不明で戻ってきた。
結局なんだったのかわからないままだけど、おれはもうあそこには行かない。

203: 本当にあった怖い名無し 2008/09/20(土) 22:00:54 ID:8rdRtsJh0
>>198
出血の理由がいまいち不明だな
怖いというよりは不思議な話だと思うけど乙

206: 本当にあった怖い名無し 2008/09/20(土) 22:27:26 ID:1tK0Y3zx0
>>198
自分はかなり怖いとおもた。乙です。

251: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 02:35:36 ID:gzt2z2Ip0
5年ぶりの実家


幽霊とかそういうのでてこないんでスレチな気もするけど
田舎に帰ったときの話

大学卒業後、俺は田舎から大阪に出た
休みには帰省しようと思いながらもあまりの忙しさになかなか時間が取れない
親は無理しないでいいと言うのでお言葉に甘えて結局1度も帰省しなかった

年は経ち、さすがに仕事にも馴れて余裕ができたので
5年ぶりに実家に帰ることにした
帰る旨を伝えるとなぜかカーチャン頑なに拒否
おいおい、実の息子にそんなに会いたくないのかよ…
と思いつつ俺も実家が恋しいわけでしつこく食い下がる
すると今度はトーチャンが電話にでる
「分かった、ただし少し家の環境は変わってしまってな…正直あまり見せたくない」
リフォームでもして失敗でもしたのか?と思いつつ
俺は「おkおk大丈夫だって」と言い電話を切った

252: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 02:38:54 ID:gzt2z2Ip0
そしていざ帰省
新幹線に揺られバスに乗り電車乗り継ぎ…
ようやく到着したなつかしの実家
話とは違いパッと見は全く変わってない我が家、あたり一面相変わらず田んぼと山だらけ
トーチャンカーチャンは電話での対応とは違い喜んでくれてた
そしてもう1人、家には親以外にも兄がいた

兄も就職して都会に出てるはずなのにどうして?と思ったが
俺は久々に兄に会えたことがうれしかった
兄はいわゆる完璧超人で顔も頭もよく人付き合いもいい、大手企業に就職、結婚もしている
自慢の兄でたぶんこの世で一番尊敬してる

ただ今ここにいる兄は俺の知ってる兄ではなかった
イケメンだった兄の顔はまるで別人のようになっていた
よだれを垂らし目はあさっての方向を向いて
狂ったように亥の子唄を歌っている
(亥の子唄ってのは地方民謡?というか亥の子祭りって行事のときに歌う歌です)

俺はなにが起こってるのか分からず呆然とした
トーチャンに問い詰めるとどうやら俺が大阪に出てしばらくして兄は事故ったらしい
その後遺症でこうなったとか
その後兄は離婚し実家が引き取り今に至るそうだ

253: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 02:43:06 ID:gzt2z2Ip0
両親は俺に兄がこうなってしまったのを知らせたくなかったらしい
カーチャンは「ごめんね、ごめんね…」って泣いてた
トーチャンは黙って俯いてた
俺はその日1日頭が真っ白というか何も考えられない、現実を受け入れられない状態だった

夜になっても全く寝付けずボーっとしていると
ガラガラと玄関を開ける音が聞こえた
時間は真夜中の2時、こんな時間になんだと思い見てみると兄が外に出ていた

俺は慌てて兄を追いかけた
すると兄は田んぼにズカズカと入り込むと昼間のようにまた狂ったように歌いだした

「いのーこ いのーこ いのーこさんのよるは
いーのこもちついて いわわんものは おにやじゃや つののはえたこうめ~」

俺はそのとき初めて(ああ、兄は本当に狂ってしまったんだな)と実感し泣いた
そしてすぐに両親に兄が田で暴れてると報告した

しかし俺の焦りとは裏腹に両親は冷静だった
「大丈夫、ほっといても大丈夫やから」
俺は耐え切れず泣きながら兄を無理やり家に連れ戻した
翌朝、両親に聞くとどうやら兄はほぼ毎日家を抜け出してるらしいが
ほっといても翌朝にはきちんと帰っているそうだ
事実俺が滞在した間、毎日夜になると抜け出し朝には戻っていた

254: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 02:46:33 ID:gzt2z2Ip0
そして瞬く間に時間は過ぎ、いよいよ休みも終わりに近づき
俺は帰ることになった

兄のこれからのことを父に聞くと
「○○(兄)のことは心配いらん。そのうち帰るときが来る」
「えっ?」
意味が分からなかった。今でもその意味は分からない
帰るもなにも兄はそこにいるじゃん
何を聞いても父はそれ以上口を開こうとしなかった

そしてそのときの父の顔をみて背筋が凍った
薄っすら笑っている
それによく聞くと「ヒ、ヒヒヒ」というしゃくりあげるような笑い声が口から漏れている
母も同様に笑ってる
兄は後ろで相変わらず歌い続けている
その様子があまりに異様で俺は耐えられなかった

「また時間が取れたらくるから」と言い足早にその場を去った
薄情かもしれんが本音を言うと二度と実家には戻りたくない

255: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 02:49:11 ID:g93e6/1X0
狂った兄を見て両親も狂っちまったのか。
怖いというより切ないな。

265: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 08:26:45 ID:bcxJGqG60
>>251
事故ってのはうそで、本当はくねくねみたいなのを見ちゃったんじゃない?
田んぼとか「そのうち帰るときが来る」とかあるしさ。

258: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 03:17:19 ID:G0lBhYvz0
嘘つきはいらん


8歳ぐらいのときに体験した話。
俺の住んでいた近所に市営住宅があったんだけど、そこは
なぜかエレベータに二階のボタンが無かった。
なのに二階は存在していて外から窓越しに二階を眺めると
気の天井が目に入ったのを覚えている。
なんというか、子供ながらに気味が悪いと感じたし、寒気
がした。
その二階へは階段からも行けないようになっており、階段
の途中で二階へ通じる扉もなかった。
その住宅に住んでいた友達Aは「あそこにはルンペンがいる
らしいぞ!」って冗談で言いながら笑ってた。

ある日、そろばん教室の帰りで夕方6時ごろだったと思う。
例の市営住宅は帰り道なんだけど、前を通るときに誰かに
呼ばれた気がした。立ち止まって市営住宅に目をやると、
二階の窓が目に付いた。
中では白い人影が右へ左へと行ったり来たりしていた。
するとたまたまそこをクラスの友達Bのおばちゃんが通りが
かったので「おばちゃん、あそこに誰かおるで」って呼び
止めた。おばちゃんは「ええ?誰もおらんよ?」って俺が
指差したほうを見ている。
俺は少しイライラして「ほら!あそこにおるって!白い人影
が動いてるやん。よく見て!」と強い口調で言った。
おばちゃんは困った顔をして「ああ、ほんまやねえ。誰やろ
ねえ」と嘘を言いながらそそくさと帰っていった。
だって本当に見えていたらもっと凝視するはずだ。
その後も俺は白い影を見ていると、影はピタッと止まって手
招きみたいな動作をし始めた。

259: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 03:17:42 ID:G0lBhYvz0
俺が恐怖で硬直していると、人影が二人、三人と増えた。
一人は手招き、ほかの二人はこちらを直視している。
恐怖に震えた俺は何を思ったのか、その市営住宅に住んでいる
Aのところへ行こうとエレベータに乗った。
Aの部屋は4階だ!早く!早く!とエレベータの中で焦った。
1→3→4とエレベータが上がって行き、4階に着くと同時に俺は
転がるようにエレベータから飛び出した。
友達の住む部屋へ一目散に走った。

しかし、途中で俺は妙なことに気がついた。扉が無いんだ。
今までエレベーターから数十メートルは走ったはずなのに
通路には一つとして扉がなかった。
それに気付いた俺は叫びながら無我夢中でエレベータに戻った。
でもボタンを押しても1階からエレベータが動かない!

・・・くそ!こんなときに!


どうしよう・・・


どうしよう・・・・・・


・・・そうだ!階段で降りれば良いんだ!


俺はエレベータの右側を少し行ったところに階段があること
を知っていたので走った。
すると階段の扉が見つかり、俺は救われた気持ちで扉のノブ
に手をかけたがそのとき、扉にかかれた数字が目に入った。

260: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 03:19:54 ID:G0lBhYvz0
それは4でもない・・・2でもない・・・・。





42だった。




42階!?ここが?どういうことだ?
俺は動揺して、そのとき初めて外の風景に目をやった。
ところが外は真っ暗で何も見えない。
第六感がやばいことを告げている。逃げないと!

そのとき、エレベーターが開く音がした。
恐る恐る覗くと、Aだった。

261: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 03:21:11 ID:G0lBhYvz0
俺は安心したせいか体の全身から力が抜けるのを抑えて
駆け寄った。するとAが一言言った。

「おまえ、何か見たんか?」

その顔があまりにも真剣だったので、いや見てないけど
って嘘を言ってしまった。
するとAは少し笑って家まで送ってくれた。
そしてバイバイした後にAがボソッと言った。

「嘘つきはいらん」

は?って思ったが、家の扉を開けると母親が
「あんた今何時や思ってんの!?」
って怒って来たので、時計を見たら9時だった。
え?三時間もあそこにおったんか?と不思議な気持ちになった。
次の日、学校に行ったら昨日家まで送ってくれたAが交通事故
で死んだと聞かされた。
事故があった日は昨日の9時過ぎで俺と別れたすぐ後だが、俺の家
と市営住宅とは逆方向の場所で車に轢かれたらしい。
ひょっとするとAは何か知っていたのだろうか。
あの白い人影と関係あるかは謎であるが、俺は関係がある気が
してならない。親に聞いても、あそこにはちょっと変わった人が
住んでるんや、としか言ってくれないし。
そして、この文章を打っていたら非通知で電話がかかってきたので
驚いて屁をこいてしまった。

263: 本当にあった怖い名無し 2008/09/21(日) 06:42:07 ID:+Ow5Nqeo0
島田荘司の推理小説でそんなんあったね

608: 本当にあった怖い名無し 2008/09/25(木) 17:08:27 ID:CEzk0ISA0
コックリさんとT君


小学生の頃
放課後、友人Tと校庭での遊びを終え教室に戻ると
オカルト好きなB子と数人の女子がコックリさんをやっていた。
当時「学校の怪談」と言う本が馬鹿売れしていて、ちょっとしたブームだった。
中でもB子は自称霊感少女であるらしく、
「コックリさんをやる時は私がいれば大丈夫。何か取り憑いても私が御祓いしてあげる」
と言って、みんなから慕われていた。

Tは「アホくさ」と軽蔑したような顔で女子を睨み
「コックリさんなんているわけねーじゃん」と喧嘩を売り始めた。
するとB子は
「そういう事言わない方がいいよ。呪われちゃうよ」
と応戦。
「はっ?馬鹿じゃねえ?俺んち寺やってるから周り墓地だけど人魂の一つも見た事ねえよ!」
とTが吠えます。
すると女子の中の一人Cちゃんが
「でも、これ勝手に動くんだよ・・嘘じゃないって」
と怖がりながらコックリさん体験を話す。
そうよそうよと女子たちが調子に乗り出し
だったらK君(僕です)とTも一緒にやろうよと言い出した。

Tは「上等だよ」とやる気まんまん。
僕は恐がりだったので遠慮すると
「じゃあKは先に帰ってろよ」とT。
帰っても良かったんだけど、僕はCちゃんの事が好きだったので
残って見ている事にしました。

609: 本当にあった怖い名無し 2008/09/25(木) 17:08:58 ID:CEzk0ISA0
いざコックリさんが始まりましたが
僕はCちゃんの事ばかり気にしていてあまり経過を見ていませんでした。
憶えている事と言えば、
10円玉が動いた際、Tの「誰だよ動かしてんの。わかってんだぜ」
と言う声がしきりに聞こえていました。
時間も経ち例の「コックリさんお帰り下さい」のくだりへきました。
すると、怖い話で良く見かける「NO」を繰り返し。帰ってくれないとい事態になりました。
見守る女子が動揺し始めると、B子は「大丈夫。私の霊感で何とかするわ」
とインチキ臭い事を言い出す。
Tはその状況を馬鹿にしたような笑みで見つめ、
「はいはい。終り終わり」とコックリさんの紙をぐしゃぐしゃに丸め投げたのです。

「ちょっとあんた!何やってんの!」
と怒るB子。
「これで俺呪われたんだろ?へっへっへ。どうせ何も起きないけどな」
とフラグを立てるT。
どうして良いのかわからず混乱する女子たち。
ちょっと涙ぐんでいるCちゃん。
Cちゃんに「大丈夫だよ」と言ってやりたい僕。
そんなこんなで混乱しつつもお開きになり。帰宅する事になった。


610: 本当にあった怖い名無し 2008/09/25(木) 17:09:49 ID:CEzk0ISA0
その日の夜、Tの家に泥棒が入った。
学校では「呪いのせいじゃない?」と噂されていたけど、
「何で呪いが盗みするんだよ。あほか」とTは余裕だった。
何でも大した被害はなかったらしい。
僕もこれはさすがに偶然だろと思っていた。

数日後、Tが車に撥ねられた。
Tの自転車はタイヤに潰されたが、Tにはかすり傷すらなかった。
これは呪いのせいだろと思ったけど・・
Tは「いや、完全に俺の不注意。曲がり角かっ飛ばしてったからな」
と笑っていた。
何でもその曲がり角では前々から何度もぶつかりそうになっていたとか。
「あれだな、ああいう時ってスローモーションに感じるって本当だな!ノロイのせいか」
などと冗談ぶっこいていた。

更に数日後、男友達数人で鬼ごっこをして遊んでいた時
Tが階段を踏み外し下まで転げ落ちた。
みんなその場で凍って「あわわ」になってしまった。
もしかして何者かに突き落とされたんじゃ・・と思った。
が、Tはピョンと立ち上がり
「危ねえ!階段の途中に犬の糞があった!踏まないようにしようとしたら落っこちたぜ!」
と爆笑。僕たちも安堵と面白さに爆笑。
Tは擦りむいただけで済んだ。

更に数日後、図工の時間、Tは彫刻刀で指を怪我した。
呪いだ!!とみんなが騒いだ。
B子が「T君の手を掴んでいる白い手が見えた」と言って怯えたが
Tは怪我した指を見せびらかせながらプゲラっと笑った。
勝手に手が動いたとかそんなんではなく
指を広げて置き、指の間をトントン彫刻刀を行き来させる度胸試しに失敗したからだった。
(エイリアン2でヒューマノイドがやってたやつです)
ただ、普段面白い人気のあった先生にこっぴどく怒られ凹んではいた。

611: 本当にあった怖い名無し 2008/09/25(木) 17:11:34 ID:CEzk0ISA0
その他にもTの身に色々な事故怪我はあったけど
呪いなのかと言われればどれも微妙だった。
学校ではTは呪われているがそれ以上に強い守護霊に守られていると噂された。
ただB子だけは「呪われている」と言い続けた。

ある日、遠足にて川辺の飯盒炊飯をやっていた。
「川には入るなよ」と先生は言っていたが
そう言われて守る者もいなく。
食後にはみんな川に入ってばしゃばしゃ遊んだ。
比較的穏やかな流れだったしそんなに深い場所もなかったので
先生も笑って見ていた。
しかし、事故が起きた。
B子が溺れたのだ。
川の底にあったガラスの破片を踏んでしまいパニクったそうだ。
助けたのはTだった。
「呪われているのは私かもしれない・・・」と泣きじゃくっていたが
Tが「心配すんな。呪いなんかないって。それに呪われるんなら俺だろ?お前は平気だよ」
と励まし安堵したようだった。
それ以来B子はオカルト的な事を言わなくなったしTの事も悪く言わなくなった。
というか絶対好きになってた。

ある日Tと二人で帰っている時に
「ねえ、T君は怖くないの?やっぱ呪いって嘘かな?」
と僕は聞いてみた。
Tはちょっとだけ真面目な顔になって
「誰にも言うなよ」と前置きをすると
「実はあのコックリさんやった日によ、夢の中に狐が出てきた。んでビビってさ
父ちゃんにお経唱えてもらって、近くのお稲荷さんに油揚げ持っていった。
だけどその後でも俺怪我とかしてんだろ。ってことは、呪いのせいなんかじゃなくて
ただ単に俺が不注意だってことじゃん。」
と言ってTは恥ずかしそうに笑った。
良く解らなかったが、何となく納得した。

619: 本当にあった怖い名無し 2008/09/25(木) 19:26:33 ID:zovtGB4RO
>>611
怖いかっつったらそれほどでもないんだけど、話が面白かった~
T君かっこいいじゃねえかw

639: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 08:42:47 ID:pv2C1q1uO
>>611
飯盒炊飯じゃなくて飯盒炊さんじゃね?
炊爨

誰も突っ込まないから不安になるじゃないか

624: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:33:10 ID:O2CBAmQJ0
瑕疵物件


瑕疵物件その壱
あぁども、へへへ、こりゃおはようございます。
今日も生憎天気が悪いようで。
いやね、あたし都内で不動産屋営んでまして。
はぁはぁ、親の代からなんですが、へへへ。
こう野暮な天気が続くようじゃ、また増えちゃいます。
いぁいぁ、変死者の数ですよ。
東京じゃ、年に1万人超えてるんですって。
はぁはぁ、あたしと何の関係があるって。
へへへ、それが大ありなんです。
瑕疵物件って、ご存知?
ご存知でない、そうですか、はぁはぁ。

625: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:35:21 ID:O2CBAmQJ0
瑕疵物件その弐
様々な理由で、販売や賃貸に支障のある物件のことなんですがね。
判り易く言いますと、死人の出た部屋で、へへへ。
自殺、殺人等、変死絡みの物件はね、あたしどもの悩みの種でして。
以前はね、事実を隠しまして、はぁはぁ。
価格を下げさえすれば、それなりにお客も引けたんですが。
まぁまぁ、後から事実を知ったお客のクレームもね。
知らぬ存ぜぬで罷り通せば、問題無かったんですが、へへへ。
それが、貴方、法律が変わっちゃいまして。
消費者契約法っていうんですが。
瑕疵を隠して契約した物件は、お客がクレームつけた時点で無効になっちまう。
「この部屋には死体がありました」なんてチラシ、撒けますか?
値引きするにも限界ってもんがあるし。
変死者が1万人超える様な東京じゃ、瑕疵物件も増え続けてて。
はぁはぁ、年に数千ってとこですかね。
都内で商売するあたしらには、避けて通れぬ鬼門ですよ。
瑕疵物件って奴は。

626: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:36:48 ID:O2CBAmQJ0
瑕疵物件その参
へへへ、でもね、手拱いてる訳じゃありませんよ。
サルベージ業者って、ご存知?
まぁまぁ、簡単に申しますと、引き上げ業者ってことで。
瑕疵物件の「事実不告知の禁止」ってのは、直前の住人までの適応でして。
業者が用意した住人を挟み込むことで、瑕疵の告知が不要になる。
はぁはぁ、ごもっとも、おっしゃる通り。
瑕疵物件に直前の住人として入居しちゃうんです、へへへ。
半年後に引き渡された物件は、もう通常に変わるんで。
告知不要の通常物件に引き上げちゃうてのが、サルベージ業者なんですよ。

627: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:38:44 ID:O2CBAmQJ0
瑕疵物件その四
あくまで書類上は、元通りの綺麗な部屋に戻すんですがね。
はぁはぁ、この業界にも与太話の一つや二つ。
ええ、聞きたいですか?へへへ。
うちのサルベージを請負ってるの、仮にAとしますが。
Aんとこ、多忙でね。
都内だけじゃなく、近県からも依頼が多数だそうで。
へへへ、羨ましい限りですけど。
直前の住人ってのは、まぁまぁ、アルバイトで賄ってるんですが。
或る日、Aが依頼のファックスに、請負ったことのある物件を見つけたんですって。
何でも半年前に、サルベージして引き渡したばかりの物件で。
前回とは別の不動産屋からの依頼でね、はぁはぁ。
都内N駅近くの賃貸マンション7XX号室ってとこらしいんですが。

628: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:41:43 ID:O2CBAmQJ0
瑕疵物件その伍
早速、Aが不動産屋に電話しましたらね。
数ヶ月前に契約したOLが、部屋で首を吊った様で。
まぁまぁ、珍しいこともあるもんだと、その物件のサルベージを引受けたってんですよ。
それから半年後、Aがまた依頼のファックスに、7XX号室を見つけちまったらしんです。
今度は女子大生、風呂場で手首切っちゃったって。
はぁはぁ、奇妙に思ったAが、この物件の資料を引っ張り出してみるとね。
サルベージ依頼は、Aんとこで3回目になりますが。
それが貴方ね、きっちり半年毎の依頼だってんですよ。
繰り返されちゃってるんだ。
直前の住人として、送り込んだアルバイトも期間中に頻繁に交代してるってんで。
Aも躊躇したらしんですがね、まぁまぁ、引き受けちまったんですよ。

629: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:43:33 ID:O2CBAmQJ0
瑕疵物件その六
4度目の依頼があったのも、その半年後。
今度はサラリーマンの突然死、繰り返されちゃってる。
5度目の依頼も、その半年後。
水商売の女が農薬呷っちゃった。
6度目の依頼も、また半年後。
ポン中が腹掻っ捌いたんですよ。
さすがにアルバイトの間でも変な噂が広がっちゃって、誰も行きたがんない。
はぁはぁ、ごもっとも、結局6度目は受けなかったって言ってましたよ。
現在も、Aのとこに定期的にサルベージを繰り返す物件の依頼が、数件あるらしいんです。
「上得意様です」なんて、A笑ってますがね。
あぁ、こりゃ本降りになってきちまいやがった、へへへ。

632: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 00:49:13 ID:rjjUTzF6O
この語り口と長さは昨日読んだ。
まとめの 「○○(忘れた)の末路」の人?

635: 本当にあった怖い名無し 2008/09/26(金) 02:00:48 ID:qM7k8k4/0
>>632
俺もさっき読んできてビビったw
「晴美の末路」と口調がそっくりだ。

673: 本当にあった怖い名無し 2008/09/27(土) 09:08:10 ID:wxYwR6Cx0
>>624
昔住んでたアパートで自殺があったけど
その部屋 直ぐに中国人が入居してたなあ

321: 本当にあった怖い名無し 2012/06/04(月) 21:07:25.51 ID:DlVUXV650
牛の森


俺の地元に牛の森と呼ばれる森がある。
森から牛の鳴き声が聞こえるからそう呼ばれている。
聞こえると言われている、とかそういうレベルじゃない。本当に聞こえる。
俺自身も何度か聞いたことがある。
牛の森の奥には秘密の牧場があるとか、黄金の牛がいるとか、そんな都市伝説めいた話も存在する。

そんなだから好奇心旺盛な子供が、牛の森に入って迷子になるということがかなりあった。
学校では迷子が出るたびに牛の森には入らないように注意され、地区の町内会でも子供が牛の森に入らないように見回りをしていた。
そういう努力もあり、牛の森で迷子になる子供はほとんどいなくなった。
しかし、俺が5年生になる頃、牛の森に猿が住み着いたという噂が立ち始めた。
そうなると子供だけじゃなく、そういうことが好きな年寄りも牛の森で迷子になるということがあった。
俺も猿を見たくて友達と牛の森の周りをよくうろついていた。

322: 本当にあった怖い名無し 2012/06/04(月) 21:10:11.86 ID:DlVUXV650
5年生の夏休みに、友達とまた牛の森の周りをうろついていると、ついに猿を見つけた。
猿は俺達に気がつくと、右手で木にぶら下がりながら左手でクイックイッとおいでおいでをしてきた。
俺と友達は、「何だあの猿wwすげぇな~ww」と興奮し、自転車を止めて牛の森の中へ入っていった。
猿はすごいスピードで木から木に飛び移り、俺達が追いつくのを確認すると、また木から木に飛び移っていった。
俺達は夢中で猿を追いかけた。
どれくらい走ったかは覚えていないが、かなり森の奥に来たところで、小さな牧場を見つけた。
牧場といっても、本当に小さい。小さめの公園くらいの広さだ。

不思議な場所だった。
周りは木が茂っていて、空は葉で覆われているのに、そこだけ空にポッカリと穴が開いたように陽の光が射していた。
周りを柵で囲まれ、中には4頭の牛おり、小さな小屋があった。
俺は言葉が出なかった。ただただ感動していた。
本当に牛がいたことに。どこか神秘的なこの場所に。
しばらくして、急に猿がキーキー鳴き始めた。
すると、小さな小屋のドアが開き、中から老婆が出てきた。

323: 本当にあった怖い名無し 2012/06/04(月) 21:12:27.32 ID:DlVUXV650
こう言っちゃ悪いが、猿のような老婆だった。
(もしかして、あの猿のお婆さんだったりしてw)
失礼なことを考えていると、老婆はニコニコ笑いながら、あの猿と同じように左手でクイックイッとおいでおいでをしてきた。
俺はこの場所に興味津々だったから行こうとすると、友達が急にその場から逃げ出した。
どうしたんだ?と思ったが、一歩近づいてすぐに了解した。
俺の位置からは牛と重なって老婆の右手が見えなかったが、老婆は右手に牛の首を持っていた。
一瞬時が止まったが、すぐに俺も友達の後を追うように逃げだした。

足場は悪く、周りは木が茂っているのでうまく走れない。
それでも、とにかく全力で走った。
後ろから誰かが追いかけてくる気配がする。
後ろを振り向きたい衝動に駆られるが、後ろを振り向いたらいけないような気がしてならない。
あの老婆がニコニコ笑いながら包丁を持って追いかけてくる姿が容易に想像できる。
前を走る友達が不意に後ろを振り向いた。
俺もそれにつられて、つい後ろを振り向いてしまった。

325: 本当にあった怖い名無し 2012/06/04(月) 21:16:48.11 ID:DlVUXV650
そこに老婆はいなかった。
代わりにあの猿が追いかけてきていた。
猿はあっという間に俺達に追いつくと、俺達の右側の木に飛び移りキーキー鳴いて俺達を威嚇してきた。
手は出してこない。ただ鳴いて威嚇してくる。
猿に気を取られながらも必死に走っていると、何かが見えてきた。
さっきの小さな牧場だ。

どうしてだ?と困惑しながらも、今度は俺が先頭になって逆方向へ走りだした。
また猿が右側の木に飛び移りキーキー鳴いて威嚇してきた。
しばらくすると前の方に陽の光が射す場所が見えた。あの牧場だ。
俺は足を止め、泣きそうな顔で後ろを振り向いた。
友達も泣きそうな顔をしていた。

326: 本当にあった怖い名無し 2012/06/04(月) 21:20:47.85 ID:DlVUXV650
俺達は数秒、顔を見合わせていたが、「逃げなきゃ・・・。」という友達の声で、また逆方向へ走りだした。
相変わらず猿はキーキー鳴いて俺達を威嚇する。
右のほうから微かに声が聞こえた。
俺達は足を止め、進行方向を右へ変えた。
「お~~~~い、森へ入っちゃダメだぞ~~~~、すぐに出てきなさ~~~~い。」
今度ははっきり聞こえた。

俺達は声にならない声を上げ、その声の方へ走った。
牛の森の入口付近に顔見知りのおじさんを見つけると、俺達は泣きながらそのおじさんにしがみついた。
おじさんは自転車が牛の森の前で止まっているのを見つけたので、声を上げていたという。
おじさんと一緒に牛の森を出ると、あの猿のキーキー鳴く声が聞こえた。
牛の森のほうを見ると、猿はまた右手で木にぶら下がりながら左手でクイックイッとおいでおいでをしてくる。
俺達が怯えるのを見て、おじさんが「オラァァァ!!」と猿に向かって叫ぶと、猿はびっくりして牛の森の中へ消えていった。

327: 本当にあった怖い名無し 2012/06/04(月) 21:24:45.81 ID:DlVUXV650
俺達は牛の森で見たことをおじさんにも親にも話したが、信じてくれたのかどうなのか曖昧な感じでよくわからない。
学校の友達に話すとその話がかなり広がり、老婆にボディブロー入れたとか、老婆に焼肉ごちそうになったとか訳のわからないことを言いだす奴も出る始末。
それ以来、牛の森には入るどころがほとんど近づかなくなったので、あの猿と牧場と老婆の真相はわからない。
森の奥で牧場をを営んでる変わり者のお婆さんだったのか、それとも・・・・・。

506: 本当にあった怖い名無し 2012/06/07(木) 09:58:14.36 ID:6R/OCGUJ0
ローラー車


怖い話というか,なんというか・・・
とりあえず,書いてみる。
俺は,とある調査関係の仕事をやっている。
4年ほど前に引き受けた調査で,労災関連の話があった。
ある会社で,事故があった。
ローラー車というのかな,地ならしする大きなローラーが前についた車に,女性従業員がひき殺されたって事件だった。
保険の支給の関係上,事故の概要調査や,遺族の意向を聞く必要があった。
で,俺は,遺族の話を聞きに,女性従業員の実家へと車で向かったんだ。
関西の方だが,俺自身は,初めての地域だった。元々漁村だったこともあり(今も釣り客は多いみたいだが),潮の香りに満ちた,何というか集落というのは,こういうところを言うんだろうなと思った。
人通りもほとんどなく,天気が良い。昔ながらの家々が建ち並び,なんだか郷愁を誘う。
ただ,結構道が入り組んでたり,一方通行が多かったりするんで,ナビではこれ以上無理と思い,車を空き地のようなところに停めて,俺は徒歩で家を探すことにした。


507: 506 2012/06/07(木) 09:59:06.73 ID:6R/OCGUJ0
しかし,見つからない。
15分ほどさまよっただろうか,いったん車のところに戻ってきた俺は,道を尋ねることにした。
ちょうど,女性が洗面器のような物を持ってテクテクと前を歩いている。
不審者に思われないよう,「あの~,すいません,ここらにお住まいのAさんのお宅はどちらでしょうか?」と聞いた。


508: 506 2012/06/07(木) 10:00:36.80 ID:6R/OCGUJ0
前を歩いていた女性が振り向く。
俺は,心臓を鷲づかみにされた気がした。
普段着であるが,後ろ姿は,取り立てて特徴があるわけではない。
しかし,振り向いた顔は,唇がベロリとめくれ,歯が何本も抜け落ち,顔全体がいびつな歪み方をしている。
右目は血走ってギロリと見開かれているが,左目は見えているのか怪しいくらい瞼が落ちている。
後ろから見た髪は,取り立てておかしな様子もないのに,前髪は,気の毒なほどに荒れ果てている。
顎の形もおかしい。左から右へグリッと突き出したような形状で,不自然なほど左の頬がこけている。
まるで,そこだけ中身がないかのように。
昔,グーニーズという映画で,スロースという登場人物がいた。
第一印象は,子供の頃に見たそのスロースだった。いや,スロースをもっと歪ませたような・・・。


509: 506 2012/06/07(木) 10:02:12.81 ID:6R/OCGUJ0
俺は,おもわず目を背けそうになったが,それは失礼だ。
何もなかったように,「ご存じですか?」と聞いた。
「・・・あっでぃ。」女性は,自分の進行方向に向けて指を指した。
声を出すのが,かなり苦しそうだった。
「すいません,助かります。ありがとうございました!」
俺は,そう言いながら一礼し,女性に教えてもらった方向へ早足で歩き出した。
作り物の怖さではない。こののどかな風景に,今し方出会った現実の女性が,あまりにも不釣り合いに思えた。カバンを持つ俺の手が,少し震えているのが分かる。
何かの病気だろうか。生まれつきの障害だろうか。年齢ははっきり分からなかった。後ろ姿は,それなりに若く見えたのだが,顔を見ると,若いとも思えない。
俺は,後ろを振り返ることなく立ち去り,目的の家へとたどり着いた。


510: 506 2012/06/07(木) 10:06:38.91 ID:6R/OCGUJ0
遺族の方は,かなり興奮しているだろうと思っていた。
だが,実際は,冷静に事実を受け止め,お金はどうでもいいんです,という態度だった。
話に入る前に,お焼香をさせてもらう。
遺影を改めて見ると,綺麗な顔立ちの人だ。
会社の関係者から先に聞いた話によると,事務員として勤めるようになってから,既に3年。
年配の従業員が多い職場だったが,みんなに可愛がられていたとのことだった。
特に,事故を起こした従業員は,自分の娘のように可愛がっていたとのことで,
「ワシの息子が独身だったら,絶対に○○ちゃんと結婚させるがなぁ」と日頃から触れ回っていたとのことだった。
その分,悲しみは異常なまでに深く,当の従業員自身は,事故後に,自殺まで図り,
現在でもほとんど放心状態で過ごしているとのことだった。


511: 506 2012/06/07(木) 10:09:52.27 ID:6R/OCGUJ0
会社の方も,誠意をもって対応していたようだし,お母さんから恨み辛みは聞かれなかった。
保険金額について争うとかも考えていないようで,
ただ,娘が可哀想に・・・嫁にもいかないで死んでしまうなんて・・・と,
そう話すお母さんの言葉に,俺の言葉は詰まった。
調査如きを行う立場でしかない自分にとって,大したことなど出来ないが,
できるだけお母さんの力になってあげたいと思った。


512: 506 2012/06/07(木) 10:12:44.68 ID:6R/OCGUJ0
長らくこの仕事をやっていても慣れないこの感覚を抱えたまま,俺はお母さんにお礼の言葉を述べ,実家を後にした。
ふと思った。
車の方へ続く道には,さっき会った女性がいるかも知れない。
体中が総毛立つ。
顔を合わせればお礼の一言も言うべきだろうが,正直言って会いたくない。
何というか,本能が拒否している感じだった。
だけど,土地勘のない俺にとっては,来た道を引き返すしかない。
努めて冷静に,俺は引き返していった。
幸い・・・と言ったら失礼だが,女性に会うことはなかった。


513: 506 2012/06/07(木) 10:14:16.33 ID:6R/OCGUJ0
俺は,安堵しながら車に乗り込もうとしたが,車のボディに,いくつも手形がついている。
薄汚れた茶色っぽい手形が,ボンネットに数カ所,運転席側のドアに数カ所ついている。
白いボディだから,とても目立つ。
俺は,車から汚れとりのウエットシートを取り出し,目につく箇所を拭いた。
幸い,汚れはすぐにとれた。
車上荒らしかとも思ったが,別に盗られたものはない。空き地とはいえ,私有地だろうから,怒った所有者がいじり回したのかも知れない。
いずれにしても,あまり気にしないようにして,俺はさっさと車を発進させた。


514: 506 2012/06/07(木) 10:15:36.34 ID:6R/OCGUJ0
俺は,仕事場へ戻り,お母さんからの聴取内容を報告書にまとめていた。
この結果が,保険金額に直接影響することはないと思うが,
お母さんの気持ちを代弁するつもりで書いた。
願わくば,保険金の担当者が少しでも汲み取ってくれるように。

そこへ,上司がやってきて,会社から提出された正式な報告書
(事故直後の実況見分のようなもの)を渡された。
俺は,それをぺらぺらとめくりながら,事故現場の写真で,目をとめた。


515: 506 2012/06/07(木) 10:17:04.96 ID:6R/OCGUJ0
それは,被害者の手元を写した写真だったが,
おそらく被害者の血がついたのであろうコンクリートブロックのようなものに,
薄汚れた茶色い手形がはっきりと残っていた。
色といい,形といい,今日,車についていた手形と全く同じに見える。
俺は,冷や汗が流れるのを感じたが,同時に,偶然だと思いこむことにした。
そもそも,手形なんて,ぱっと見た目違いは分からない。
ましてや写真だ。
たまたま,同じような色合いに見えるものだから,
特異な体験と結びつけたくなるだけだろう。
俺は,自分に言い聞かせるようにした。
しかし。


516: 506 2012/06/07(木) 10:18:26.78 ID:6R/OCGUJ0
次の写真には,被害者の事故直後の様子が写っていた。
俺は,本当に心臓が止まりそうになった。
ローラーにつぶされた顔・・・
ベロリとめくれた唇,顔全体がいびつな歪み方をし,
右目はギロリと見開かれ,左目はズルリと瞼が落ち,
左から右へグリッと突き出したような顎の形状。
そこには,まさに昼間出会った女性が写っていた。
偶然かも知れない。
これを書いてる俺の記憶は,写真に影響されていて,
昼間に出会った女性を写真に近づけすぎているのかも知れない。
俺は,しばらく呼吸が出来なくなり,その後意識を失ったみたいだ。


518: 本当にあった怖い名無し 2012/06/07(木) 11:00:04.02 ID:uoEubTx60
>>506の続きはー?

519: 本当にあった怖い名無し 2012/06/07(木) 11:03:12.91 ID:0+gjlNBlP
これで終了だろ
読みやすかった

580: 本当にあった怖い名無し 2012/06/08(金) 07:57:21.08 ID:hos4/kwBO
バリバリ


中学生の頃夜中にバリバリバリバリッ!!!!!!という音と激痛により飛び起きた。まだ半分寝ぼけていたが耳に違和感を感じ、指をつっこんだ。
ゴリッ…………
ガシャガシャガシャ
「ンギャアァアア!!!!」
耳に何かいる
号泣しながら両親を叩き起こした
懐中電灯で耳をてらしてもらったら
「虫がいるよ…」


581: 本当にあった怖い名無し 2012/06/08(金) 07:58:50.56 ID:hos4/kwBO
その瞬間痛い怖いしでパニックにおちいって「ヒギィイイ!!!片付けますから片付けしますから」と泣き叫んだ
当日汚ギャだった自分部屋はゴミだめ
時々キノコを発見することもあった
すぐに大学病院に連絡がとれたので行くことに

泣きながら靴をはこうとしたら
モシャモシャモシャモシャモシャモシャ

ポロっ…

ソコソコ大きな黒いカミキリムシのような虫が…

その時きづいた

数日前から天井にいたがめんどくさかったので放置したやつに違いない
結局耳は血だらけだし一部かじられてひどいことに
あれ以来片付けに目覚めた

641: 本当にあった怖い名無し 2012/06/09(土) 11:23:18.89 ID:WWBEVWCt0
お祭の声


184 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/05 00:11
私ではなくて兄貴の話なのだが。

兄が幼稚園に上がる前の頃。
夜寝ていると、おみこしを担ぐ声やお神楽が聞こえてきたそうだ。
その声は遠くから段々近付いてくる。
家の前の道を徐々に進んでいるらしく、次第にその声は大きくなっていく。
そして家の前にその行列が着たと思った瞬間、その声は消える。
そんなことが幾晩か繰り返された。
そしてある晩に、おみこしの声が止まったあと、どうも部屋の中に気配がする。
立ち上がって、その気配のするほうに近付いてみると、
小さな箪笥の上に飾ってあるコケシからその声が小さな音で聞こえてきたそうだ。

先日不意に『そう言えばさぁ』と話してくれた。
兄貴は平気そうだったが、聞いた瞬間気分が悪くなった。


という体験を、以前オカ板に書いた。
そんな兄貴も実家を出てとっくに結婚して娘もできた。
ゴールデンウィークに帰省してきたとき、俺も姪にはプリキュアの名前を覚えさせられた。
兄一家が翌日帰る晩、兄とふたりで酒を飲んでいたら、兄が「おまえさ、お祭の声の話、覚えてる?」と。

「一昨日さ、あいつ、聞こえたって言うのよ。「わっしょい、わっしょい」って。
 昔俺が聞いたみたいに、お神輿の掛け声と笛や太鼓の音が、近付いてきて家の前でぴたって止んだって。
 「今日お祭じゃないの?」って言うから何事かと思ったわ」
兄貴が焦ったり怖がった風ではなく、むしろ楽しそうに話しているのが不気味だった。

642: 本当にあった怖い名無し 2012/06/09(土) 11:40:26.53 ID:9kuj7JB00
コケシ→子消し
次回は兄娘が神隠し

コケシは女の子だから

692: 本当にあった怖い名無し 2012/06/09(土) 23:29:27.80 ID:FbnMk1uc0
自衛隊の山篭り


最近親戚から聞いた話だが
自衛隊所属で山に篭り演習で(中身は戦争真っ只中を想定で)
3日間は寝ないで仮眠で交代する。
この時、山を掘って作戦やら指令を出す部屋を
掘った穴の中で機材らや設備して出入り口も
敵軍に見つかり難いようカムフラージュ
そして外には2人の隊員(兵士)を見張りで配備するのだが
その配備された隊員が真夜中に見張り放棄ですっ飛んできた。

見張り2人「出たああああ!!!!」

親戚の隊員「お前ら見張り放棄して何があったんだよ!」

2人は顔面真っ青でガクガク震えながら
見張り2人「見たんです幽霊を!」

話を聞くと2人は見張りをしていると前方からガサガサと
物音がするので静かに注意した。

最初は動物かと思うも明らかに人が歩く音が出てている。
数メートル先だが注視すると暗闇の中でも人間のシルエットが確認されたため
2人で左右に分かれて息を殺しながら対象人物に接近して対象者を捕まえる作戦に出た。


693: 本当にあった怖い名無し 2012/06/09(土) 23:45:42.69 ID:FbnMk1uc0
3~4メートル付近で止まり対象者を2人は静止を忠告するも
相手は全く無視するのでこれ以上進んだら打つぞと
銃の装填を行いジャキッ!と音を出すも微動だにしない
この時ライトを点けていなかったので隊員2人が対象者を照らすと
そこには誰もいなかった。

震えながら隊員は今までの出来事を報告したが
親戚の隊員は「夜明けももうすぐだし恐怖を殺して持ち場に戻ってくれ」

隊員2人「すいません!無理です!こればかりは無理です!」

押し問答の末、隊員2人は震えながら持ち場に戻ったらしいのだが
その演習場所含め隊員の寮でも自殺者が多い
様々な理由で耐え切れず自ら命を絶つ。
勿論ニュースなどで公表されず奇怪な事を経験する人も多いそうで
彼たちが見た人は自殺した隊員なのかもしれないと
教えてくれた。



696: 本当にあった怖い名無し 2012/06/10(日) 00:32:29.33 ID:ZMq060cN0
幽霊だって言って尻尾巻いて逃げ出すようなやつが自衛官か。
日本落とすのはちょろいな。

698: 本当にあった怖い名無し 2012/06/10(日) 00:40:56.08 ID:sUs1BP2E0
>>696
幽霊には銃も体術も効かないからな。
脳をハッキングされれば自殺されられてしまう。
逃げるが勝ちだよ。

20: 1/3 2012/06/14(木) 05:58:40.50 ID:ineasoG90
帰らない妹の友達


朝っぱらからいくよー
俺がガキの頃の実話。

俺にはふたつ年下の妹がいるんだが、その妹の友達がよくウチに遊びに来ていた。
妹は無口で友達が少なく、その子がほとんど唯一の友達だった。
その子はおおむね普通の子だったんだが、なんでか夜になっても家に帰ろうとしない。
いくらガキでも、他人の家のメシ時には帰るというのは分かっていそうなもんだが、
その子はうちの母親が「もう帰らなくていいの?」って言っても「大丈夫」と言うばかり。
まあ、世の中にはそういう空気読めなくて厚かましいガキもいるもんだけど。
その子は単なる厚かましいガキじゃなかった…というのが後でわかった。
ある時期を境に、その女の子はぱったりウチに来なくなった。

21: 2/3 2012/06/14(木) 05:59:05.66 ID:ineasoG90
しばらく経った後、ふとその子のことを思い出して母親に聞いてみた。
○○ちゃん、最近ウチに来なくなったね、と。
すると、うちの母親の表情が途端に曇った。
なんでも、その子は施設に預けられたらしい。学校も変わり、もうウチには来ないとのこと。
あんまり唐突なので詳しく聞いてみると、どうも母親が警察に捕まったということらしい。
その子は母子家庭だったようで、母親が逮捕されたことで身寄りが無くなり、どこかの施設へ行ったとのこと。
しかし、逮捕なんてのはよっぽどのこと。何をしたのかと聞くと、殺人だとか何とか…。

22: 3/3 2012/06/14(木) 05:59:44.77 ID:ineasoG90
その母親には本来、その子の下にまだ二人ほど子供がいたらしいが、生活苦で育てられなくなり、
思い余って殺してしまっていたらしい。
おまけにその遺体はゴミ袋に入れて押入れにしまっていたとか。
逮捕のきっかけは、その遺体から漏れる腐敗臭に近所の人が気がついたかららしい。
その子は自分の兄弟の死体がある家で生活をしていたということになる。
そりゃ、帰りたくないわな…。
ちなみに俺の妹もそこへ遊びに行った事があるらしいが、臭さはよくわからなかったそうな。


144: 本当にあった怖い名無し 2012/06/15(金) 15:43:02.05 ID:Egwny0dn0
おかっぱの女


文才ないけど
生命保険会社に勤めていたときの話。
代理店さんを集めて月一回研修会みたいなのを公民館の会議室
を借り切ってひらいてた。
そこの公民館には10人ぐらい入る会議室が5つぐらいあるんだけど
安いからだいたいどっかの団体が使ってて満室だった。
そこでいつものように会議室を借りて研修の準備をしてたとき、
トイレに行きたかったから廊下の突き当たりにあるトイレに向かったんだ。
トイレまでいくには他の部屋の前を通らなきゃいけない(俺の借りてる部屋
が1番端だったから)んだけど、ふと見ると右側の部屋のドアが空いてたから
何の気なしに部屋の中をみてしまった。
そしたら中年の7人ぐらいの女性が全員部屋の真ん中に椅子を円に置いて中央を
向いて座ってた。
(フルーツバスケットみたいなかんじで)
髪型は全員一緒で黒髪のおかっぱ。火垂るの墓のせっちゃんみたいな
感じ。
それだけでも異様なんだけど、もっと変だったのは全員目が黒目だけだった。
目を瞑ってるんじゃなくて目の形は普通の人と一緒で白目がない感じ。
その人たちが誰も一言もしゃべらずに、一人一人がニヤッって笑顔(声をださずに口だけ笑ってる)→無表情みたいのを延々と繰り返してた。
誰もしゃべってないから同じフロアに誰かいるなんて分からなかった。
めっちゃゾクっとしたから急いでしょんべんして研修して急いで会社に戻った。
何の集まりだったのか未だにわからないけど、目が真っ黒になる病気とかあるのかな。
イメージしづらいかもしれないけどそんなことがありました。
駄文すまそ。





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