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お前らUMAを信じる?

毒男の怖い話とか雑談とか『廃病院の地下』他

2015年05月16日

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1: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 00:29:07.437 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-) 怖い話は探しながら人がいる限りゆっくりと
    怖い話書ける人、貼れる人はどうぞー
    レスがなくなったらさるさんくらったか寝たか人いなくなったと思ってね




3: ラプラスのジーザス☆ゼロ ◆ZEROSYSTEM 2015/05/16(土) 00:29:59.194 ID:+hposYXA0.net BE:626195286-PLT(14027)
生きてたのか毒男・・・エルティーくらいしかもう古参いないと思ってた・・・

4: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 00:32:21.266 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>3
|A-) なんか見たことある人だなあ
    俺よりも古参かもしれないコテも探すとまだいるよw

5: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 00:32:55.124 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-) ちょっと準備中…
    もうちょっと待ってね

7: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 00:53:37.560 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-) どれ、やるか



8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 00:56:50.288 ID:XsvteAsN0.net
キタ━(゚∀゚)━!
最近早くて助かる!

10: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 00:58:58.251 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>8
|A-) この時間でも早いってのが申し訳ない…w
    昔はもっと早かった…
    時もあったけどさらにその前は酷い時間にやってたなあ
    とりあえず明るくなるまでやってた…w

11: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:00:05.737 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
死者と必ず会える方法

これは叔父さんがイギリスに滞在していた時に、現地のイギリス人の仕事仲間から聞いた話だ。

とある青年がいたと言う。
学生で、同じ学年に付き合っている彼女がいた。
非常に仲睦まじく、お互い卒業したら結婚の約束までしていたと言う。

だが、ある日不幸が起きた。彼女が交通事故で死んでしまった。
彼女は歩行者で、運転手の脇見運転からなる、悲劇の事故だった。

彼は病院に駆けつけた。
死因は脳挫傷で、遺体は眠っているだけの様な、本当に綺麗な物だったと言う。
彼は深く悲しみ、絶望した。葬儀は、彼女の遺族らと共に、深い悲しみの中、行われた。

彼は抜け殻の様になってしまった。
学校へもあまり出席せず、彼女と同居していた古いアパートに篭りっきりの生活をしていた。
少しでも彼女の思い出に触れていたいが為、居間・台所・風呂・玄関・寝室・トイレに至るまで、
彼女との思い出の写真を置き、何時でも目に入るようにしていた。

そんな彼を心配して、友人達が良く部屋に出入りして励ましていたが、あまり効果は無かった。
2Fの真上の部屋は小さな教会になっており、彼と親しく、割と歳も若い神父も励ましにやってきていたが、効果はなかった。
毎日、飢えない程度の粗末な食事をし、彼女の写真を見つめて過ごす日々が続いた。

ある夜。
彼は、子供の頃に聞いた話をふと思い出した。

「死者と必ず会える方法がある」

13: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:01:38.880 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
その方法とは、

「時刻は、深夜2時前後が良い。まず、会いたい死者を思い浮かべる。
その死者の遺品があればなお良い。家の門を開けておく。
ただし、家の戸締りは必ず完璧に施錠する事。
遺品を胸に抱き、蝋燭1本にだけ火を灯し、部屋の灯りを消し、ベッドに入り目を瞑る。
そして、死者が墓場から這い出てくるのを想像する。生前の綺麗な姿のまま…
死者は、ゆっくりゆっくり、自分の家に歩いてくるのを想像する。
1歩1歩、ゆっくりと…そして、門を通り、玄関の前に立つのを想像する」

想像するのはそこまで。
そして、絶対に守らなければいけない事は

「死者が何と言おうとも、絶 対 に 家 の 中 に は 入 れ な い 事」

だった。
扉越しにしか話せない、何とも切ない事ではあるが、それがルールらしい。

青年は、漠然とそんな話を思い出していた。
会いたい。
迷信だろうが作り話だろうが。もう1度会って話したい。
もちろん、迷信だとは頭では思っていたが、もしも「彼女と話した様になった気がしたら」いくらか心も休まるかもしれない。
と、自分へのセラピー的な効果も期待し、それをやって見る事にした。

15: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:03:02.644 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
時刻は、深夜2時ちょっと前。
オートロックなんて洒落た物は無いので、アパートの門を開けておく。
生前、彼女が気に入っていたワンピースを胸に抱き、蝋燭を灯し、部屋の灯りを消し、彼女の「蘇り」を想像した。
アパートは老朽化が激しく、2Fの真上の教会(彼の部屋の天井に当たる)から、何やら水漏れの様な音がする。
ピチャッ…ピチャッ…彼の部屋のどこかに水滴が落ちているらしい。
そんな事はどうでも良い…集中して…
生前の…綺麗な姿で…彼女が微笑みながら…部屋にお茶でも飲みに来る様な…

ドンドン ドンドン

ハッ、と目が覚めた。
いつの間にか寝ていたらしい。

ドンドン ドンドン

何の音…?
隣の住人?隣人も夜型の人だから、うるさ

ド ン ド ン ! !  ド ン ド ン ! !

…違う。
自分の部屋の玄関のドアを、誰かが叩いている。
時計を見ると、深夜2時50分。
こんな時間に友人…とは考えにくい。
…まさか。
流石に冷汗が額を伝う。
蝋燭を手に持ち、恐る恐る、玄関に近づく。
叩く音が止んだ。

16: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:04:37.461 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
「…誰?」

返事がない。

「○○か…?」

彼女の名を呼ぶが、返事が無い。恐る恐る、覗き穴から覗く。
長い髪の女が、後ろを向いてドアの前に居る!!何者かが、確実に居る!!

「○○なら答えてくれ…」

青年は、ふいに涙が溢れてきた。
楽しかった思い出の数々が蘇る。

「寒い…」

ふいに、女が口を開いた。
彼女の声の様な気もするし、そうではない気もする。

「寒い…中に入れて…○○」

女は青年の名を呼んだ。
涙が止まらない。抱きしめてやりたい!!
青年は、ルールの事など忘れて、ドアを開けた。
女は信じられないスピードで、後ろ向きのまま、スッ、と部屋に入った。

青年が顔を見ようとするが、長い髪を垂らし、俯いたまま必ず背中を向ける。
青年が近づこうとすれば、スッと距離を置く。

18: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:06:20.372 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
「とりあえず、ベッドにでも腰掛けてくれよ…」

青年が言うと、女は俯いたままベッドに腰を落とした。

しかし、この臭い…たまらない臭いがした。
彼女が歩いた跡も、泥の様なモノが床にこびり付いている。
しかし、彼女は彼女だ。色々と話したい。
死人にお茶を出すのも妙な気がしたが、2人分の紅茶を入れ、彼女の横に座った。

蝋燭をテーブルに置き、青年は語り尽くした。
死んだ時苦しくはなかったか、生前のさまざまな思い出、守ってやれなかった事…
1時間は一方的に語っただろうか。相変わらず彼女は俯いたまま、黙ってジッとしている。
やがて、蝋燭の蝋が無くなりそうになったので、新しい蝋燭に変える事にした。
火をつけて彼女を照らす。

…おかしい。
ワンピースの右肩に、蛇の刺青が見える。
彼女はタトゥーなど彫ってはいない。
足元を照らす。
右足首にも、ハートに矢が刺さっている刺青。
というか、黒髪…??彼女はブロンドだ…言い様のない悪寒が全身を走る。
誰だ…!?電気をつけようとしたその時、女が凄まじいスピードで起き上がり、青年の腕を掴む。
凄まじい腐臭。
女がゆっくり顔を上げると、蝋燭の灯りの中、見たくもない顔が浮かび上がってきた。

19: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:08:01.868 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
中央が陥没した顔面。
合わせ絵の様に、左右の目が中央に寄っている。
上唇が損壊しており、歯茎が剥き出しになっている。
飛び出ている舌。
青年は魂も凍るような絶叫を上げたが、女は万力の様な力で、青年の腕を締め上げる。
女が何か呻く。
英語じゃない…ロンドンのチャイナタウンで聞き覚えのある様な…
まさか…!!彼女を轢いたのは、在英の中国人女と聞いている…
その女も即死している…こいつが!?殺される!!

青年がそう思い、女が顎が外れんばかりに損壊した口を大きく開けた瞬間、
凄まじい雷か破裂音の様な音が室内にこだまし、天井が崩壊してきた。
女は上を見上げ、青年はとっさに後方に飛びずさる。
崩壊して落下する瓦礫と共に、大量の水が流れてきた。
女は
「ギッ」
と一言だけ発し、瓦礫と大量の水に埋もれて消えた。
崩壊は、天井の一部だけで済んだ様だった。
青年が唖然として立ち尽くしていると、上から寝巻き姿の若い神父が、驚愕の表情で穴を見下ろしていた。

20: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:08:33.844 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
その後、アパートは、消防・警察・深夜に爆音で叩き起こされた野次馬達、等で大わらわとなっていた。
調べによると、2Fの神父の教会兼自宅の、バスタブと下の床が腐食しており、それが崩壊の原因だと言う。
ただ、確かに腐食はしていたが、今日の様に急に床ごとブチ破る様な腐食では無い、という点に、警察消防も、首を傾げていた。
さらに、神父は月に1度、聖水で入浴していた。
その日、バスタブに浸っていたのは聖水だったという。
もちろん、青年は女の事など誰にも話さなかったし、瓦礫の下にも誰もいなかった。
ただ、血の混じった泥の様な物が一部見つかったという。

そして、青年は不思議な事に気がついた。
部屋の至る所に散りばめていた、彼女との思い出の写真立てが、全て寝室に集まっていたのだと言う。
まるでベッドを円形に囲む様に。
青年は、部屋を覗き込む野次馬の中に、微笑む彼女を見た様な気がした。

22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 01:11:52.727 ID:AZVp5JPb0.net
どっくん

24: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:17:05.500 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>22
|A-)ノシ こんばんはw

26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 01:20:23.981 ID:e2/3t6Esr.net
どっくんきたー

28: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:22:30.597 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>26
|A-)ノシ 夜は俺の時間

34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 01:46:35.489 ID:rhRYc+hPK.net
>>28
まりがとです!
生霊ですか?(´・ω・`)実体験なら怖いですに。

27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 01:20:46.747 ID:rhRYc+hPK.net
こんばんあ先週読ませて頂きました\(^ω^)/良スレ待ってました!

28: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:22:30.597 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>27
|A-) こんばんはw
    先週のを含め最近怖さが微妙だけど気が向く限りどうぞーw

30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:25:43.885 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
埋められた井戸

東京のS区に住んでいたんだけど、私の近所からわずかにN区に入ったところに小さな商店街があった。
そこの商店街にはその昔、長屋があって、井戸が使われないまま放置されていたんだ。
その長屋を壊した際に、その井戸を埋めたんだけど、そのために不吉な噂が流れた。
いや、実のところ、この噂は、最初の事件の発生以後に聞いたものかもしれない。
なにぶん、小さい頃の話なので、時間に基づく順序が少しあいまいなんだ。
そうそう、最初の事件。
これは悪魔的というか、確かに、迷信じみた噂を喚起するに足るものだと思う。

その長屋を壊した後に、和菓子屋がそこにできた。
できる予定だったというべきかもしれない。
和菓子屋は開店せずして閉店してしまったんだ。
どういうことかというと、和菓子屋の主人は開店当日の早朝に亡くなってしまったんだ。
ガス中毒死と聞いているけれど、脳卒中とも聞いたことがある。
本当の死因は知らないけれど、多くの人はガス中毒死だと考えている。
ガス中毒死だと言う人によれば、和菓子を作る際にガス器具を使うのだけれど、
何らかの理由でガス漏れが発生し、死んでしまったそうだ。
現在では都市ガスで死ぬことはないと聞いているけれど、
和菓子屋の主人が和菓子づくりに都市ガスを使用していたかどうかは分からない。

ともかくも、突然に店主が死に、経営が断念されたことは確かだった。
夫婦で始めようとしていた店で、和菓子職人の主人がなくなってしまったので、奥さんは、開店をあきらめたのだと思う。
結局、一度も商品を売ることなく、店は閉じたままとなった。

31: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:26:39.093 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
ところで、井戸の噂だけれど、少なくとも、その事件の後には確実に広まっていた。
特に、商店街の商店経営者は気にしていたらしい。
店を始めようとしていた商店街の新入りが、まさに開店直前になくなったのだから、当然、気持ちが悪い。
それに、悪い噂が商売に悪影響を及ぼしかねないと思う。

さて、どういう噂かと言うと、井戸に対して何の儀式もしなかったからよくないことが起こるというものだった。

詳しくは知らないのだけれど、井戸を埋める際には、そこに竹の管を刺すことがあるらしい。
そうしないと、井戸の中の何者か閉じ込められて怒るのだということだ。
ある人は、神様というし、ある人は精霊というので、何が井戸にいるのかということについては、人によって違うようだった。
土地の持ち主はそういった話しを迷信視して、そのための儀式をしなかったそうだ。

和菓子屋の急死事件が起こった頃には、迷信を信じる人の多くは、
災いはその長屋があった土地だけにもたらされると信じていたと思う。

しかし、商店街の複数の店で不幸が続いた。
最も劇的だったのは、その土地の斜め向かいにあったクリーニング屋の店主の事件。
灯油をかぶって、自分の体に火をつけて死んでしまった。
その後には、隣の電気屋のおばさんが喘息の発作で死亡。
そんなふうに不幸が続いて、この商店街は井戸に呪われていると噂された。

32: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:28:21.248 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
その後、井戸のあった土地には何度か商売を始めようとする人が入ったけれど、すぐに出て行ってしまった。
そのうちの一回は自殺が原因だと聞いているけれど、確かめていないので、本当かどうかはわからない。
井戸のあった土地の出入りが激しかったのは確かだ。

和菓子屋の事件以後、商店街の規模はしだいに小さくなり、商店街そのものがなくなってしまった。
これは井戸とは何の関係もないかもしれないけれど、井戸の話とセットで話されることがよくあった。

その後、井戸のあった土地は再度更地にされ、ずっと売地のままだった。
見た目、30坪程度の土地だったけれど、随分経ってから、その土地は2つに分けられ、小さな家が2つ建った。
土地を二分したとたんに、なぜか買い手はすぐに決まったそうだ。
どうなるものかと近所の興味を惹いたんだけど、
私の知る限り、そこに建てられた家は、それ以降空き家になったことはない。

何のオチもなくて申し訳ないけれど、その土地にまつわる不幸の始終を
リアルタイムに聞いていた私には、洒落にならないほど怖い思い出だ。

33: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:38:40.174 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
黒い顔の女

電車で座ってうたた寝してたんだけど名前を呼ばれた気がしてハッと目が覚めた。
そしたら吊り革の上に黒い煙りと言うかもやがかかってた。
寝ぼけてるのかな、何だろうと目を凝らして見ると、どす黒い顔の女の顔だった。しかも見覚えがある。
はっきりした発音でその女は言った。

「焼かれて死ね」

と。

乗客は疎らだったが誰にも見えてないし聞こえてないらしく誰も反応しない。
その女は昔バイト先でちょっと因縁があった子なんだけど俺の彼女に危害を加えて執行猶予中。
怖かったけどコイツにだけは負けたく?ねぇと思い、
「お前なんかに焼かれるか」
と睨み付けた。
声に出したから乗客の数人が不審な目でこっちを見る。
ふ、と黒い煙りが消えて汗がどっと出た。

恥ずかしくなって次の駅で降りたら一緒に降りた30代くらいのサラリーマンが話しかけて来た。
「よく頑張ったね。くれぐれも火には気をつけてね。それと、お寺や神社へ相談したほうがいいよ。」
その人はそれだけ言って去ったけど、見えた人が居たって事は夢じゃなかったんだな、と思った。

忙しくてなかなか寺に行けないけど、今の所実害は無いです。
やっぱ行った方がいいかな?二週間くらい前の話です。

35: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:46:47.508 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-) 次のは割と有名な話な気がするなあ

37: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:53:04.502 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
帝国陸軍第十三号坑道

これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。
まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。
文章作るの下手だし、かなり長くなった。
しかも怪談じゃないから、興味の湧いた人だけ読んで欲しい。

今から数年前の話。
俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんって人。
今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事は、アウトソーシングですよ。
それも組織じゃなく、個人が雇うの。
警察が介入してきたら、トカゲの尻尾切りってやつね。

その代わり金まわりは、かなり良かったよ。
俺は都内の、比較的金持ちの日本人、外国人が遊ぶ街で働いてた。
日々のヤバい仕事っていうと、すごそうだけど、実際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。
キャバクラ行くと、必ず花置いてあんだろ?あれだよ。で、花配りながら、集金して回る。

もちろん花屋に渡した代金の、3~5倍はもらうんだけどね。
3万が10万、5万が25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。

俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。それでも結構真面目にやってた。
相手も海千山千のが多いからさ。相手が若僧だと思うと、なめてかかって、値切ろうとするバカもいるんだよね。

その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいるけど。
でも警察呼ばれたら負けだからね。
次から金取れなくなるから、組から睨まれる。タダじゃすまんよ。

38: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:56:30.388 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。
一円も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。

前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさんなんかに、結構信頼されるようになった。

それで時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになった。
積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。
荷物積む時は、俺は運転席から出ない事になってたし、後ろは目張りされてて、見えないから。
それでベンツの後ろついてくだけ。
荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たされて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分のバイト代をもらえた。

ある夜、また呼び出された。
行ってみると、いつもとメンツが違う。
いつもはSさんかKさんと、部下の若い人だった。
ところがその日は、幹部のNさんがいて、他にはSさん、Kさんの3人だけ。

3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。
俺が着いても、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。
「…はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより…」
途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか嫌な予感がしたけどね。

後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。
でも今回はドラム缶とか、段ボールじゃなかった。
置いた時の音がね、いつもと違ってた。
重そうなもんではあったけど。

39: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 01:58:40.211 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。
いつもは俺一人で、ベンツについてくだけなのに。
しかもいきなり首都高に入った。
あそこはカメラもあるし、出入口にはNシステムもあるから。
こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。

首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは、苦手なんだよね。方向音痴だし。

多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが、右の車線に入って止めろって。
言われるままに止めたよ。
そこって合流地点だった。
で、中洲みたいになってるとこに、バックで車入れろって言うから、その通りにして、ライト消した。
両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。
Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。
俺はこの時も、嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。

SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。
もう中身は、絶対に人間としか思えない。

とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったんだろう。
何で組の人じゃなくて、俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば分かったんだけど。

41: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:03:11.734 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
で、Sさんがポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろって言うから、言う通りにした。
金網開けて、5~6メートルで、また扉にぶつかる。
扉というより、鉄柵って感じかな。
だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。

どうすんだろうな~と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。
今度は大小ひとつずつの鍵。
コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。
それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。

右から左に柵が開いた。
壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。

更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
『無断立入厳禁 防衛施設庁』
って書いてあった。
これは不思議だった。だってここ道路公団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って、平気なのかなって思った。
まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。

SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。
時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。

42: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:05:02.350 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。
通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。

時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。

ある扉の前でSさんが止まって言った。
「これじゃねえか。これだろ」
そこには
『帝国陸軍第十三号坑道』
そう書いてあった。字体は古かったけど。
信じられる?今の日本にあるのは、陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?

SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして、休憩する事にした。
二人とも無言だったから、俺も黙ってた。

しばらくして、Sさんがそろそろ行こうって言って、袋の片側、多分『足』がある側を持った。そしたら…
『袋』が突然暴れた。Sさんは不意を突かれて、手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
どっかで見たことある…それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、
しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。

SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。

43: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:06:09.387 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
Kさんはクスリは持って無いとか、何とか答えてた。その間も『袋』は暴れてた。
暴れてたというか、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。
一瞬『袋』の動きが止まったけど
「ウ~!」
と、すごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。

Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。
それでも『袋』は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。

『袋』の動きが止まった。
その時なぜか、男は頭を振って、俺に気が付いた。
それまですごい形相で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で、俺を見つめた。

Sさんが
「袋に戻せ」
と言うと、Kさんが男の肩のあたりを、足で抑えながら、袋を引っ張って、男を中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。

Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ…突然だったんで、何が何だか」
そう答えるのが、精一杯だった。
その時は本当に、どこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。

53: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:36:19.894 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
SさんとKさんは、再び動かなくなった『袋』を担ぎ上げた。
それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。

それからその13号坑道ってやつを、延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。

何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で止まれって言った。そこもまた『帝国陸軍』。
『帝国陸軍第126号井戸』って書いてあった(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それでSさんに言われるまま、中に入った。

中は結構広い部屋だった。
小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。
でも蓋が閉まってるの。重そうな鉄の蓋。
端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、
蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。

 オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って、蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が『袋』を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に、投げ込んでしまえば、二度と出てこないもんね。
でもひとつだけ分からない事があった。
なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?

二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音が、するはずだった。
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。SさんとKさんも、顔を見合わせてた。

55: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:39:42.404 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
Sさんが俺の持っているマグライトを見て顎をしゃくってみせ、首を傾げて井戸を覗けってジェスチャーをした。
マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかった。
レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。
光の輪の中には『袋』の一部が照らし出されてる。
やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。

そこに手が現れた。真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。
あれ、さっきの『袋』の人、つるっぱげじゃ無かったよな。
ワケが分かんなくて、呆然と考えていたら、また頭が現れた。

え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。目が無い。
空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。

理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。
しかも2人だけじゃ無さそうだ。
奴らの周囲でも、何かがうごめいている気配がする。
何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?

その時、急に扉が開いて、人が入ってきた。俺は驚いてライトを落として、立ち上がってた。SさんとKさんも。
入ってきたのは、Nさんだった。
Nさんは俺たちを見て、怪訝そうな顔をした。
「S、もう済んだのか」
Sさんは少しの間、呆然としていたけど、すぐに答えた。
「済みました」
Nさんは俺たちの様子を見て、俺たちが井戸の中身を見た事を悟ったみたいだった。
「見たのか、中を」
俺たちはうなずきもせず、言葉も発しなかったが、否定しないことが肯定になった。
「さっさと蓋閉めろ」
言われて俺は、慌てて鎖のところに行って、さっきとは反対側の鎖を引いて回した。少しずつ蓋が閉まっていく。

56: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:41:23.128 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
「余計な事を考えるんじゃねえ。忘れろ」
そう言われた。
確かにそうなんだけど、ぐるぐる考えた。殺しちゃまずいって、Sさんは言ってた。
Sさん自身も、なぜ殺しちゃだめなのか、知らなかったんだと思う。
生きたまま落とした理由は?
生きたまま…あの化け物のような奴らがいるところへ。考えたく無くなった。

俺たちは来た道を戻り、車で道に出た。
今度はSさん、Kさんは、Nさんのベンツに乗っていった。
そしてそれが3人を見た最後になった。

俺は思い出していた。
あのとき『袋』に入っていた男の顔を。
最近出所してきた、会長の3男だった。
出来の悪い男というウワサだった。
ケチな仕事で下手を踏み、服役していたらしい。
俺は2、3回しか顔を合わせた事が無かったが、大した事無さそうなのに、威張り散らしてヤな感じだったのを覚えてる。

だからといって、会長の息子を殺すのはアウトだよ、死体を隠したっていずれバレる。
それでも出来るだけバレないように、俺を使って運んだんだろうけど。

57: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:41:34.995 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
あの出来事から2週間くらいして、Nさんが居なくなった、お前も姿をくらませって、Sさんから電話があった。
バレたんだ。会長の息子を殺ったのを。

組から距離をおいていたのが幸いして、俺は逃げ延びる事ができた。
SさんやKさんがどうなったのかは知らない。
あれから数年、俺は人の多い土地を転々としている。
これはあるネットカフェで書いた。

もうすぐネットカフェも、身分証を見せないと書き込めなくなるらしい。
これが最後のチャンスだ。
組の人たちがこれを知れば、どこから書いたのか、すぐに突き止めると思う。
だから俺はこの街には、二度と戻ってこない。

誰かあの井戸を突き止めて欲しい。
なぜあの井戸に、暴力団なんかが鍵持って入れるのか。
そうしたら俺の追っ手は、皆捕まるかも知れない。
俺は逃げ延びたい。これからも逃げ続けるつもりだ。

58: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:42:12.329 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-) 長かった…けどいい話だ

59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 02:43:33.157 ID:mSk8Gn+A0.net
この話好き
久々に読めた
ありがとう

40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 01:58:47.709 ID:mSk8Gn+A0.net
何年ぶりかにVIP来たら毒男まだやってたのかwww

楽しませて頂きます

48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 02:17:06.178 ID:xAaXEjHM0.net
何年ぶりかのvipで様変わりしてたけど毒ちゃんがいたなんて!!
懐かしすぎるwww

52: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:33:42.455 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>48
|A-)ノシ 変わらないところがあると安心するよねw
     でも怖い話スレは変わったなあ…
     前はもっと賑やかだったんだけどなあ…w
     寂しいね

54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 02:38:42.621 ID:xAaXEjHM0.net
wktk

61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 02:49:04.180 ID:xAaXEjHM0.net
やっぱ毒ちゃんの怖い話スレはおもしろい

62: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:50:13.654 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>61
|A-) むふw
    良かったw

60: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 02:48:51.770 ID:KmeUIK4W0.net
不気味話好き
廃病院に肝試しに行って友人置いてきたら友人から電話がかかってきて行ってみたら死んでた話を久々にみたいなぁ

62: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 02:50:13.654 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>60
|A-) あるだろうか…ちょっと探してみるw

66: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:05:02.179 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
病院に肝試し

私の友達の話です。

その日、彼(A君とします)は友達四人と一緒に部屋で飲んでいたんだそうです。
で、みんながほろ酔いになってきた時、B君が「おい、あの山の病院に肝試しに行こうぜ」と言い出したのだそうです。
その病院は今は使われていないのですが、山の中にある事もあってとても不気味で、幽霊が出る、とうわさされています。
みんな盛り上がって、C君が車を出して、その病院に行く事になりました。

病院に着くと、確かにぶきみだったのだそうですが、男ばかり四人ですから
「なんだ、こんなもんか」程度にしかみんな感じなかったそうで、しばらく探検をしても、
特になにがある訳ではなかったそうです。

つまらないからもうそろそろ帰ろうとしていたところB君が「トイレにいってくるわ」と言ってその場を離れ、
C君が「ちょっとBの奴脅かしてやろうぜ」と言い出し、B君をおいて先に山を下りてしまったんだそうです。

68: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:05:43.825 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
山の麓でみんなが「Bの奴、どうしたかな?」と話していると、C君の携帯が鳴って「たぶんBだ」と携帯に出たんです。
A君もB君からの電話だと思っていたのですが、C君が「なんか男の声でさ、
『Bさんの退院が整いましたので、迎えにきていただけないでしょうか?』
てずっと言ってるんだよ」と言っているんです。
A君は「Bの奴がおれたちの事担いでんだよ、おまえが言い出したんだから迎えに行ってやれ」とC君に言い、
C君もB君を迎えに行きました。

所が、いつまでたってもC君が帰ってこなかったのだそうです。
A君ともう一人はさすがに心配になって、警察に電話をして、一緒に病院に向かうと、
途中のがけで転落しているC君の車を発見したのだそうです。
急いで運転席に行ってみると、C君はすでに死んでいたのだそうです。
後に、司法解剖をした時、C君の両足には手形がくっきりと浮かび上がっていたそうです。
B君は病院跡の霊安室で正気を失って笑いつづけているところを発見され、どこかの施設に収容されたそうです。

この話はその後、別々の記事で新聞の地方欄に載ったそうです。
興味本位でこういう所にはあまり行かないほうがいいですね。

69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:11:10.015 ID:xAaXEjHM0.net
>>66
こええええ
シンプルだけど怖いわ

74: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:21:55.504 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>69
|A-) なんか余計な要素が無いけど怖い部分はきっちりおさえてあるから怖いね…

70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:13:46.004 ID:mSk8Gn+A0.net
これは初見だ
いいね

74: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:21:55.504 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>70
|A-) そかそかw
    これに似た話はけっこうあるからこれから見かけることあるかもねw

71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:14:38.167 ID:KmeUIK4W0.net
なんか違う
廃病院から電話をしてきた友人は既に死んでて後日警察がそいつの死体を持ち帰ったときに事情聴取をされて去り際に警察が「流石に噛み殺すわけないよなぁ」とか言ってたやつだと思うんだけど

72: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:17:21.876 ID:KmeUIK4W0.net
廃病院 噛む で調べたら出てきたわ
廃病院の地下って話だった

75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:24:19.325 ID:mSk8Gn+A0.net
その噛むってやつ読みたい!

80: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:29:17.892 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>75
|A-) たぶん電気消せなくなったりトイレ行けなくなるよ
    俺も今読んでて怖くなったし
    貼ってもいいけどかなり長いんだよ
    さるさんくらわないようにしてもらえるなら貼るよー

81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:30:02.566 ID:mSk8Gn+A0.net
そんな怖いならいいです…ありがとうございました…

83: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:33:22.214 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>81
|A-) じゃあ貼りますかw

87: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:37:54.153 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
廃病院の地下

まだ俺が大学にいた頃だからもう二、三年前になると思う。
田舎を出て県外の大学に通ってた俺に、実家から婆ちゃんが倒れたって電話があった。
昔から色々と面倒見てくれてた婆ちゃんで、俺はすぐさま実家に帰って病院に行った。
幸い、婆ちゃんは大事には到らなかったんだけど、俺はもしもの場合に備えて
一週間かそこらまでバイトも大学も休みをとっちまってた。

家にあった俺の部屋は弟に使われてたし、居間でゴロゴロしてても退屈だったから
俺は県内に残ってる友達に電話をかけた。
みんな仕事に就いてたり専門行ってたりと忙しそうだったけど、
やっぱり暇人はいるもんで、県内の大学に行った友達が三人、次の日から会うことにした。
つっても本当に実家のある町っていうか県そのものが田舎なんで、やることって言ったらカラオケとボウリング、
あとは車で三十分かかるネカフェでダーツやらビリヤード。
飲みにいこうかって話も出たんだけど一週間分の稼ぎがなくなった来月のことも考えて俺が断った。
だから俺らがやれるっていったらぶらつくのに飽きてファミレスのドリンクバーで粘るみたいなことしか出来なかった。

あと二日で俺が帰るっていう火曜の夜に、帰ってきてから
ずっとツルんでた三人のうち二人と例の如くファミレスでダベってた時だった。

俺「マジ暇じゃねぇ?相変わらず何もねぇなココ」
A「そりゃトウキョーに比べたらな。いいよなお前は県外で」
B「んじゃあさ、あそこ行ってみねぇ?」

Bが行ったあそこっていうのは地元に済んでる俺達の世代では有名な場所である廃病院のことだった。
ウワサじゃ手術室にはまだ機材やらメスやらがまんま残されてるだとか、地下にひからびた死体が
まだ残ってるとか、看護婦の幽霊が出るとか、まぁそういう場所には必ずウワサされるような話ばっかだった。
正直俺は内心ビビってて気乗りしなかったけど、AとBが盛り上がって
三人内の最後のCにまで連絡つけて、後からCは現地に来ることになった。

88: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:39:15.683 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
その廃病院は結構昔に潰れたそうで、俺らが住んでる町よりも田んぼや畑やらが多い村の、人気の無い場所にある。
田舎は土地が安いからかどうなのかは知らないけど、三階建ての、出来た当時は結構立派だったと思わせる外見だ。

A「俺の先輩の友達がここに来てタバコぽい捨てしたら急に変になってさ、ひたすら×××町に帰る、
×××町に帰るって言いながらやべぇことになっちまったって。その人△△に住んでるのに」

そういうことは来る前に言えよと内心キレかけた俺だったが、ビビってると思われるのもイヤだったんで「へぇ」と軽く流した。

病院の周囲には少し離れたトコに田んぼとかポツポツと街灯があるだけで、
入り口の正面のガラス張りの扉には鎖と南京錠で厳重にカギがされてた。
たまに俺らみたいな暇なやつらが来るからかゴミやらイタズラ書きなんかが酷くて、
窓ガラスも一階部分のは殆ど割られてた。

俺「んじゃどうする?C待つ?」
A「いいじゃん先に行ってようぜ。どーせ車あるからわかんだろ」
B「じゃあ俺先に行くわ。こっちの窓から入れっから」

コンビニで調達した安っぽい懐中電灯をそれぞれ片手に持ち、俺らは病院の中にはいった。
今思えばマジでやめとけばよかった。

中に入って脚を地面につけると、割れたガラスを踏んでパキパキって音がした。
そん時になぜか、俺の全身が寒くなって鳥肌がヤバいくらいたった。
本気で今すぐ窓から逃げ出そうかって思ったくらいだったけど、BとAがスタスタ先に行っちまうし、
車の鍵持ってるのはAだからそうもいかなくて、俺は置いてかれないように後からついてった。

一番後ろってのは本当に怖いもんで、全然奥が見えない背後の廊下の暗闇から
なんかサダコみたいなヤツが走ってきたらどうしようとか本気でビビってた。

89: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:41:56.159 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
受付の広い空間に出て、Bがあたりをライトで照らすと、そのまんまで放置されてた長イスとか
床に散らばったファイルなんかが土でグズグズになってて、ナースセンター?の中なんかも
棚が倒れてたり窓口が割れてたりして相当雰囲気あった。

A「うおこぉえ~」

嬉しそうにAが喋ると、なんだか山びこみたいに奥に声が響いてくのがわかった。

A「どこ行く?」
B「やっぱ下でしょ。死体見ようぜ死体」

虫の知らせってヤツだったのかもしれない。何故か本気でイヤだって思ったんだ。
だから俺は渋るAとBを説得して、上に行こうって言った。
ホントはもう出たかったけど、馬鹿な話、ここで帰ろうなんて言ったらチキン扱いされるのが嫌だった。

俺らが途中にあった病室やら診察室なんかを覗きながら二階に上る階段を上がる途中、俺は変なもんを見た。
階段を上る途中で、俺はビビってたからちょくちょく後ろを振り返ってたら、ちょうど壁っていうか
階段の区切り?っていうのか?その角んところに足が見えた。
壁の向こうは地下に下りる階段があった。
ほんっきでビビった。足が止まって息がうまくできなかった。
先行ってたBが「どうした?」なんて声をかけたところで金縛りみたいな状態から戻って、
俺はあれは気のせいだってひたすら自分に言い聞かせて二人の後をついてった。

二階や三階は普通に怖かったが特に何もなく終わった。
休憩所やら喫煙室なんかに残ってた古い型のテレビが割られてたりするくらいで、
そのテレビを見てAが「これ多分、Y先輩がやったやつだぜ」なんて言って笑ってた。

91: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:44:37.447 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
俺達が一階に戻ると、AとBは当たり前のように地下の階段を下りようとした。
この時ばかりは俺はマジで止めた。

俺「マジやばいってなんか。そっちはやめとこうぜ」
A「なにお前ビビッんの」
B「うっわマジチキンだわ~コイツ」

二人にからかわれ腹も立ったので、仕方なく俺も一緒に下へ下りた。

地下はかなり暗かったのを憶えている。
月の光が入ってこないだけでこんな違うのか、なんてことを言いながら俺達はあたりを照らしてみた。
廊下に置きっぱなしにされてる長椅子や壁に掛けられてる消毒液のボトル、
車椅子なんかも全部おきっぱなしになっていた。
しかし何故か上の階に比べてやけに片付いているというかキレイで、違和感を感じた。
Aが手近な部屋のドアを開いて、Bが廊下の奥にライトを向けたときだった。

B「おい、あれが手術室じゃねぇ?」

ライトの灯りがかろうじて届くほどの距離に、ドラマなんかでお馴染みのプレートが見えた。
手術中には赤く光が灯るアレだ。
ライトに映されたそれは文字なんて全く見えなかったけど、Bはかなりテンションを上げて大またで奥へと進んでいった。
遅れてAもそれに続く。

俺はこのときから気分が悪くなってた。
耳の中に水が入ったときのようなあの感覚がずっと続き、風邪になったときに感じる、
うまく言い例えられないけど精神が不安定になるような感覚に襲われた。

93: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:50:01.029 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
それでも一人残されるのは怖かったから、進むほうとは反対側の廊下の奥のほうへ
注意を払いながら二人の後をついていくと、突然Aがゲラゲラ笑い出した。
ビクっとなって前を見てみると、BがすっころんでAがそれに爆笑してた。

A「マジお前なにやってんだよダッセーな」

なんて言いつつ懐中電灯でBを照らして笑っていたが、中々Bが起き上がらない。
流石に心配になったAと俺は、「おい大丈夫か」と声をかけながらBの横にしゃがみこんで顔を窺った。
すぐにおかしいことがわかった。
キツく目を閉じて歯を食いしばり、脛のあたりを両手で押さえて低く呻いている。

俺「おいどうした?どっかぶつけた?」

焦って聞いてみるが、よほど足が痛いのかBは返事さえしない。
「あああああ」とか「ううううう」とかひたすら唸ってた。

A[おいちょっとどかすぞ?いいか?お前ちょっとここ照らしてて」

俺が懐中電灯を二つ持ってBの足を照らした。
Aが慌ててBがスネを抑えてる手をどかすと(相当Bも痛がって抵抗した)Aが「うわっ!」と声をあげた。
俺も「え?なに?どうしたの?」なんて言いながら目をこらすと、
今思い出すだけで本気で吐きそうになるんだが、本気であの時は呆然となった。
すまんちょっと気が昂った。

94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:50:58.813 ID:rhRYc+hPK.net
こわいお(;・`д・´)

今(」 ̄□ ̄)」ワッ!?て言われたら叫びそうw

95: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:52:12.220 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
Bのスネのなんていうか一番骨に近いとこの皮と肉がなかったんだろう。
ライトに照らされてかすかに見えた白っぽいのは多分骨だったと思う。
あとは血がマジですごい出ててそれどころじゃなかった。
Aがパニくって「おいなんだこれ!?どうしたオイ!」なんて叫んだ。
俺もワケがわからなくて、でもここがもうヤバいことはとっくにきづいてた。
出ようって俺はAに言って、二人でB両側からかかえようとして、AがBの肩を支えて俺が反対側へまわりこんだ時だった。
今でも忘れられないあれを見た。

Bの落としたライトは手術室のドアを照らしてた。
そのドアがいつの間にか開いてて、中から妙なモンがこっちを見てた。
真っ暗なときに人の顔をライトで照らすと、輪郭がぼんやりして
目が光を反射して怖いと思うことがあるのは経験したことがあるとおもう。
人と言っていいのかわからないけど、あれの顔はそれに近かった。

身体は丸っぽいとしか憶えてない。
よくテレビで放送する、太りすぎた人間のあれ。
ぶよぶよとした肉がたるんで動けなくなったアレに近い。
大きさは普通に人間くらいだったけど、横幅が半端じゃなく広かった。

それが身体を左右に揺らすようにしてこっちに近付いてくる動作をした。
まともに見れたのはそこまでで、Aが金切り声を上げてBを引きずるようにして逃げようとした。
俺も叫んだと思う。

何も考えられくなったけど灯りがなくなるのだけが怖くて、
ライトをしっかり両手に握ってBの腕を俺の腕で抱えるようにしてAと引きずった。
ただ灯りが前を向いてなかったから前がよく見えなくて、それがまた怖くてパニックになった。

96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:52:36.379 ID:xAaXEjHM0.net
限界やわ…
大人用紙おむつって何CCくらい吸水してくれるのかね

97: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:54:44.542 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
それでもなんとか階段近くまでBを引きずったけど、俺達が進んでたほうの廊下の奥から
カラカラカラカラカラって音が急に聞こえた。
それは段々大きくなって、なんだと思って俺がライトを両手で向けると、
人の乗ってない車椅子がもう間近に迫ってたところだった。
俺が手を放したせいで体勢が崩れたBとAにその車椅子は直撃した。
相当な勢いだったと思う。

Bが床に転がって、Aは本当に今度こそパニックになったんだと思う。
「わあああああああああ」って叫びながら踵をかえそうとして、また甲高く喚いて反対方向へ物凄い勢いで走ってった。
Aが階段さえ通り過ぎてしまったあたりで俺がAの名前を叫んだけど聞こえなかったんだろう。
そのまま喚きながら走ってった。

Aの叫びがただ間延びしながら遠ざかっていって、
俺はもう泣き叫びながらBの腕を引っ張ろうとして懐中電灯を両方落とした。

慌てて拾い上げようとして顔をしたにむけたとき、もう俺はそのとき死んだと思った。
その顔はハッキリ見えた。
子供の顔だった。
顔だけ見えた。
身体があるとしたら俺の脚の間をトンネルして垂直に俺を見上げている状態だったと思う。
完全な無表情は怒ったように見えるというが、あれはそういう無表情だった。
落としたライトの近くで、その顔は横から照らされてる状態だった。

俺は今度こそ逃げた。
本当に何度も何度もBとAに謝っても謝りきれないしその資格もないけど、俺は本気で怖くて逃げた。

Aのように階段を通り過ぎちゃいけないって、それだけを頭ん中で考えて壁を走り伝って
階段のとこで転んで段差に身体全部ぶつけたけど、そこから這うようにして階段をあがってった。

98: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:56:41.604 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
一階に戻ると暗闇に目が慣れてたせいか、月明かりで周囲の様子がよくわかった。
俺は全力で正面玄関に走って取っ手を押したけど、南京錠と鎖のせいで出られなかった。
後ろに戻ることなんて考えられなかったし、前以外を見たらまた化物や子供やらが映りそうで本気で怖かった。

ずっとガチャガチャやったり蹴ったりしてると、ドドドドドドドドって凄い音が前から聞こえた。
それでも必死に扉を開けようとしてた俺だったけど、前方に現れたバイクがくるりとターンして
ライトを俺に向けたとき、俺はやっと止まった。
眩しくて目が開けられなかった。

やってきたのはCだった。
この時ようやく助かったかもしれないと俺は思った。
バイクの照明を落として、メットをミラーにかけたCは、戸惑った顔で俺を見てた。
こっちに近付くと分厚いガラス越しの向こうで『なにやってんだお前』的なことを言っていた。
よく聞こえなかったけど。

俺は必死にここから出してくれって叫んで、Cが飽きれた顔で横に歩いていって俺の視界から消えようとしたから、
俺は必死にCに追いすがって横に移動すると、そこにちょうど俺の腰くらいの位置に窓の割れた部分があった。
必死すぎてきづいてなかった。

Cが「あーでもここはアブねえんじゃねえ?」なんて言ったが、
俺はそのギリギリのスペースに身体を突っ込ませるようにして外に出た。

俺の尋常じゃない勢いにCは仰け反るようにして引いていたが、俺はやっと外に出れたということと
今さらながらに心臓がバクバクバクバク壊れたみたいに鳴って苦しいことに気付いてた。

Cがマジでドン引きしながら「お前どうしたの」と声をかけてたけど、
返事をできるようになったのは多分2,3分してからだったと思う。

99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 03:57:59.497 ID:rhRYc+hPK.net
今、ら、ラップ音が(;・`д・´)連続してビビったでつ、痛い。ラップが、、

100: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 03:58:13.067 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
俺は微妙な顔で戸惑ってるCに必死に叫んでここから離れるように言った。
事態を説明しようにもとにかくここから離れたかったからだった。
Cは「はぁ?あいつらは?あいつらどこいってんの」なんてパニくってる俺に半分キレ気味だったが、
俺があまりにも必死に叫んでたからだと思う。
渋々バイクにまたがってターンすると、俺を後ろに乗るように促して発進した。

俺はバイクに乗りながら後ろから何か付いてきてないかとか、そういったことが気がかりで
何度も何度も無理に後ろを見ようとして「あぶねえだろ!」とCに怒鳴られた。

やがてCは病院から2、3キロくらい離れたコンビニでバイクを止めて、
「マジなにやってんのお前」と今度こそキレてきた。

俺はとにかくCに病院であったことをまくし立てた。
といってもその時の俺はこれからやらなくちゃいけないことやAやBのことや
あの化物のことなんかが頭にグルグルしてて全然要領を得なかったと思う。

たしか「俺達あそこの下に行ったらBが倒れて、なんか奥のほうからワケわかんねぇのが出てきて、
俺とAがB連れて逃げようとしたんだけどAが奥から出てきた車椅子にぶつかってパニックになって
どっか行っちまって、俺ホント怖くて、なんか足に子供の顔とか見えたりして二人のことおいてきちまった」
こんな説明を「はぁ?」なんて言うCに二、三回話した。
かなり早口だったし舌もまわってた自信がなかったから、
ここまで振り回すように連れてこられたCにとってはかなり頭にきてたと思う。
でも俺の様子が尋常じゃないのと話の不気味さは伝わったらしく、とりあえず怒りは引っ込めてくれたようだった。

101: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:00:00.012 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
C「お前ら俺のこと騙そうとしてない?」
俺「んなことするわけねえだろ!!冗談じゃねえマジでやべえんだよ!!」

俺があまりにデカい声を出してたせいで、コンビニの店員が「どうしました?」なんて外に出てきた。
店の中で立ち読みとかしてた奴らも変な目でこっちを見てた。
俺はとにかく「なんでもないから」と店員を追い返し(これ以上事態を説明してる時間が惜しかった)
ジーパンから携帯を取り出して警察に連絡した。
こん時俺は凄い焦ってて、ジーパンの固い生地からうまく携帯がだせなくて「ああ!オイ!!」とか叫びながら出してた。
ここまで来てようやく、Cが躊躇い無く110を押した俺を見て表情を真剣なものへ変えはじめた。

110番はすぐ繋がった。
電話の向こうでおっさんの声で「はいこちら緊急110番」と返事があったので、
俺はまくしたてるようにして「J病院(廃病院)で友達が二人やばいことになった!早くきてくれ!」って言った。

※「どこのどこ病院です?」
俺「JだよJ病院!!×××山とか田んぼが近くにある!」
※「あーわかんないわかんない。詳しく住所とか言ってくれる?」
俺「ざけてんじゃねーぞオイ!!住所なんざわかるわけねぇだろ!!○○村んとこにある病院だっつってんだろ!!」
※「ああそう。で、何があったの?事故?喧嘩?」

まるでやる気のない気だるげな返事がマジで頭にきて、怒鳴るようにして
「どうせ今言ったってテメー信じねえよ!!いいから怪我してるヤツもいんだ!!さっさと来い!!」

102: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:02:33.770 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
その台詞を言い終えるか言い終えないかのときだった。
ザザザザって携帯にはお決まりの雑音が入って、警察のオッサンが「あ?もしもし?もしもし?」なんていい始めた。
俺が何言っても聞こえてないみたいで、向こうの声もブツ切りになって聞こえなくなてきて、
「もしもーし。イタズラですかー?」なんて完全にこっちを馬鹿にしてしばらくしたら電話を切りやがった。

俺はひたすら悪態つきながらもう一度110を押して、耳に携帯当てた。
そしたら今度はコール音じゃなくて、ザザザってあの音が続いて時々「ブツ……ブツッ…」なんて音が混じるだけだった。
通話を一旦切ってまた掛けなおしたが、今度は何故か携帯の電源そのものが落ちた。
いま思い返せばあれは、手が震えてたせいで長押ししてしまったのかもしれない。

俺はCに「携帯貸せ!」って奪うようにしてCの携帯で110をコールした。
ちょうどボタンを押してコールが始まった頃、またコンビニの店員が
「ちょっとちょっと、どうしたんですか」と迷惑そうな顔しながら出てきた。
まぁ実際、俺としてはそれどころじゃなかったけど向こうにしたら本当に迷惑なヤツだったと思う。

俺はもう店員はほっといて、電話だけに意識を集中させてた。
Cが「いやなんか俺にもよくわかんないんすけど」なんて店員に説明しはじめたのが聞こえてきた。

今度のコールはやけに長くて、中々相手が出なかった。
Cが店員に「いやなんか、ダチがあそこ(病院)行ったんですけど、戻ってこなくて」そんな説明が聞こえたとき、
やっと「ツッ」と短い音がして通話状態になった。
相手が何も言わないのに少し疑問は感じたが、
俺はまた怒鳴りながら「友達が二人怪我してヤバイから」って始まりで事態を説明しようとしたときだった。

103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 04:03:01.195 ID:xAaXEjHM0.net
頭痛がしてきたで

104: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:04:22.462 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
電話の向こうっていうか、向こうの電話の遠いほうの音?が聞こえた。

「ぁぁぁぁぁぁぁああああああああ」

初めソレはなんなのかわかんなかったけど、段々その音がデカくなってきて、それが何かハッキリわかって
俺は本当もう「うぃっひぁ」とかワケわからん声だして、火傷したときにやるような動きで携帯を放った。
Cが「オイオイオイオイ!」ってビックリしながらコンクリの駐車場に落ちた携帯を拾って、
怒ろうか事情を聞こうか迷ったような微妙な顔で俺を見た。

俺はもうヤバいくらい震えて、多分顔色も真っ青だったと思う。
店員が心配してくれて、「ちょっと大丈夫ッスか」なんて言いながら俺のほうを見てた。
俺は震えながら耳にこびり付いて離れないさっきの声をコメカミをかきむしって忘れようとした。

あれは間違いなくAの、病院で最後に聞いたあの叫び声だ。

なんで110からそんな声が聞こえたのか、あれは実際にリアルタイムで聞こえてきたのか、
それなら今あの場所ではなにが起こってるのか。

俺はもう本気でわけがわからなくなってその場にへたり込んで動けなくなった。
店員が酔っ払いでも見るような、扱いに困ってる目で俺を見てたのを呆然とした視界に捉えてた。
でも、その内店員が「え?ちょっとそれなんすか?」って言いながら顔を近づけて、「うぅっわ!」なんて奇声をあげた。

店員「ちょっとやばいっすよそれ!腕んとこ血ィ出てるじゃないっすか!」
俺「え」

その時やっと気付いたのだが、どうやら俺が病院を出るときに窓に残ってたガラス破片で腕を切ってたらしい。
Cもその時になって気付き、「うーわお前大丈夫かよ」と覗き込んできた。

105: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:06:11.402 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
店員が慌てて店に戻り、もう一人のオッサン店員と一緒に緊急箱持ってきて
俺の傷に消毒液かけたり軽く包帯巻いたりしてくれた。
でも包帯の長さが足りなくてすぐに真っ赤になって、
そしたらオッサンの店員が売りもの包帯まで使って手当てしてくれた。

その間、俺はほんとぼけっと放心してた。
たまにコンビニに入ってく客とか出てく客が、ちらっとこっちを見て通り過ぎてってた。

C「それ病院いったほうがいいんじゃねえの?」

その言葉に俺は心底怖がった。
有り得ない話だけど、救急車にのっけられたらあの廃病院に連れてかれるって妄想までしたくらいだった。

「本当にいいから、大丈夫だから」ってガキみたいに断って、
少し冷静になった頭で包帯の代金を払おうとしたら財布がないことに気付いた。
長財布だから尻ポケットに入れてたのだが、どっかで落としてきたらしい。
代わりにCが財布から二千円だしてくれてるのをぼけっと見てると、
Cの携帯が当時流行ってたコブクロの桜をくぐもった音で流し始めた。
Cが携帯を開くと、眉を顰めるってのはああいう顔のことを言うんだろう、
そんな顔をして俺のことと携帯画面を見比べて「もしもし?」と話し始めた。

店員のオッサンが包帯の入ってたバーコードついた紙部分と二千円持って店に入って、
釣りを持ってきて会話中のCに手渡すと、Cは軽くオッサンに頭を下げながら「ああ、うん。……そう」とか言ってる。
オッサンはまだ俺のことを心配してて、「きみ本当大丈夫?」なんて気遣ってくれたけど、
俺は気の無い返事しかできなかった。

ただ、段々とCの話してる声に呆れと怒気が混じりはじめて、俺はそっちに意識をむけた。

106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 04:07:30.173 ID:KmeUIK4W0.net
泣きそう

107: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:07:49.690 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
C「コンビニ。そう。最初のD(コンビニ)。…………うん。………いるけど、なんかおかしいんだよ。
…………ああ。お前らは?………え、まだそこにいんの?」

その最後の台詞に、俺はなんだか嫌な予感がして全身に鳥肌がたったのを憶えてる。

C「いやコイツ(俺)がお前達が…え?…………やっぱな、そうだと思ったわ。でもちょっとこれはねえだろ。
……ああ……そう……いやもういいけど。…………いや怪我してるから病院つれてかねーと。
…………いやいねーだろ。………電気とおってねえし。………はぁ?………」

相当うろ覚えだが、そんな調子でCは話し続けてた。

C「いやもういいってそういうの。…………いいっつってんだろ。
しつけーな…………だからしつけーよお前いい加減にしろや!……あ?もしもし?」

はたから見てもかなりイラだった様子で舌打し、Cは乱暴に携帯をしまった。
俺を睨むように見ると。

C「オメーらマジいい加減にしろやオイ」
俺「は……?」
C「Bからかかってきてんだよ今の電話」

もうこのあたりから俺は殆ど何も考えられなくなってきてた。
もう何がなんだか本気でわかんなくて、Cはまだ何か言ってた気がしたけど
目がまわってそっからのことは憶えてない。

108: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 04:08:21.421 ID:xAaXEjHM0.net
許してください
怖すぎワロタ

110: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:09:35.806 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
その後のことは全部Cに聞いた。
俺はゆっくりと寝転がるようにしてその場で失神したらしい。
オッサン店員が救急車呼んでくれて、俺は近くの病院で一晩過ごした。
目が覚めたときは昼過ぎくらいで、腕には点滴刺されててすぐ横のパイプイスには俺の母親とばあちゃんが座ってた。

俺の腕の傷は結構深くて、他にも顔の横とかを数本縫った。
他にも足の指を折ってたりして(ベットから起き上がろうとして痛くて気付いた)
その日の午後はレントゲンとか検査とかして終わった。
もう一日入院していけと言われたが俺は本当に嫌だと言って断った。

その日の夜に警察から電話がきて、AとBのことと廃病院でのことを聞かれた。
電話がきた次の日にすぐ俺は言われた警察署に言って、
取調室みたいなとこに通されて制服姿のオッサンに何時間も質問された。
廃病院に行くまでの経緯と、中で起こったことを俺は正直に話したけど勿論信じてもらえなかった。
それどころか薬物検査を受けさせられて、場合によっては家宅捜索にもなるとか色々言われた。

しばらく同じような問答をうんざりするくらい繰り返した後、俺はずっと気になってたAとBについて聞いてみた。

Bは俺が倒れた次の日の午後、Cの通報で廃病院に向かった警察が見つけた。
俺が言った階段近くの場所より少し奥に進んだ場所で死んでたそうだ。
死因は失血によるショック死ってことになってるって言われた。詳しくは検死しないと判別がつかないってことらしかった。

Aは見つからなかったらしい。
表向きは行方不明ってことになったけど、多分俺と同じでBを殺したんじゃないかって容疑者扱いされてると思う。
むしろ、AがBを殺して俺が何か隠してるか共犯なんじゃないか的なことをオッサンは遠回しに聞き出そうとしてた。

俺が無くした財布は病院の地下でBの近くに落ちてたそうだ。
一応証拠品だから返却されるのには時間がかかるよと言われたが、俺は捨ててくれと頼んだ。

111: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:12:37.096 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
あの病院は本格的に立ち入り禁止にして、パトカーの巡回コースにもいれられるらしい。
放置されていたAの車も、あらかた警察が調べてからAの親が合鍵で乗り帰ったそうだ。
取調べが終わると、警察署の外でCが車で迎えにきてくれていた。
地元ではなく少し遠くのファミレスでCと話をした。

Cは俺と一緒に救急車に乗って病院に行った後すぐ、
Cの兄キの運転でコンビニに停めてあったバイクをとりにいったらしい。
店の店員は違う人になってたが、一応事情を説明したその後、
廃病院に向かおうか迷い、Bと連絡を取ろうとして携帯を確認したらしい。
救急車に乗った時点で電源を切ってた携帯に、三十件以上の不在着信があったそうだ。
全てBから。
この時ようやく、Cもこの一連の出来事の異常性を実感したらしい。

Cも怖くなって携帯の電源を切って家に逃げ帰り、次の日にAとBの家に連絡をとるとまだ二人とも帰っていないという。
本格的にヤバいと感じたCは警察に連絡し、俺の言った話で信憑性の薄い部分だけ切り取って
うまく警察を向かわせたらしい。(その時の通報理由が違ったせいで、俺がかなり疑われたが)

Cは言った。
途切れ途切れだったし、言葉を探すように幾つも間があったけど大体こんな感じだった。

112: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:13:52.343 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
「最初にコンビニで電話出たとき、なんかおかしいとは思ったんだよ。
なんかひたすらお前のこと聞いてきてさ、三人で仕組んだイタズラだから、
もう済んだからお前と一緒に病院にこいって。
でもお前腕怪我してたからさ、俺が病院連れてかなきゃっつったら

『こっちには医者もいるから』

って……おかしいってそこで思ったけど、まだなんか冗談かと思ったんだよ。
俺がいるわけねーって言ったら、

『いるいるいるいる』

って

『いまも手術してるから』

って。
俺がそういうのもういいって言ったら、

『ほんとだから。いるから。いるって、いるって、いるって……』

……ってずっと繰り返しててさ。
頭きて怒鳴ったら向こうで切っちまって……」

113: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:14:43.812 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
俺はなんて言っていいかわからなかった。
Cはもう一度、あの場所であったことを俺からじっくりと聞くと「わかった」とだけ言ってそれ以上なにも言わなかった。

その後も俺は何度か警察署に顔を出した。
親から大学へは休学届けをだして、残り半月程度だった前期と後期は休むように勧められた。

今ではもう警察に顔を出す事もなくなって、大学も上半期の留年で卒業した。
田舎に帰る気も起きなかったからそのままアパートに住んで仕事にいってる。

ただ、四度目か五度目に警察に顔を出したときだった。
警察のオッサンといつものように同じ問答を繰り返した後、オッサンがBのスネの傷のことを言ってきた。

※「貴方の証言じゃ傷を見たそうだけど、どんなふうだった?切り傷?擦り傷?」
俺「本当にパニックだったし、かなり暗かったからよくは……でも、骨っぽい白いものを見たのは憶えてます」

ふぅん……とオッサンは間を置いて。手元の書類を改めてまじまじと見る。

114: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:15:15.418 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
※「これがちょっと不思議な傷でね。あの場所じゃ転ぼうが何かに引っかけようがつかない傷なんだよね」
俺「はぁ……」
※「本当にキミはBくんが転んだときは何も見てないし知らなかったんだね?」
俺「ええ」
※「ふぅん……」

その問答はそれだけで終わった。
ただ、取調べが終わって俺が部屋の外にでたときだった。
ドアを閉める前の隙間からオッサンの呟きが聞こえた。
「まぁ噛みはしねーわな」

本当に思い出したくなかったけど、あの時のBの傷はどんなふうだっただろうか考えてみた。
オッサンのその言葉を聞いてから思いついたことだから、
これは俺のその時思いついた妄想の可能性が大きいことを先に言っとく。

Bの傷は、あれは俺が見た子供に噛まれたんじゃないかと。

俺は今でも、俺の携帯にAかBの着信があったらどうしようと考えると眠れなくなるときがある。

115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 04:15:31.268 ID:7ghAM4yD0.net
今気づいた
待ってたぜえ

118: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:18:54.271 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>115
|A-) もうちょいで終わりますが…w
    でも今日は珍しく長めに貼ってたから読んでみてねw

116: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 04:16:17.926 ID:g0NIoN7K0.net
怖いよぉ

118: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:18:54.271 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>116
|A-) 俺も怖かった…

121: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 04:23:34.423 ID:IpbWbQwqd.net
終わり?まだあるの?

124: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:32:47.658 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
>>121
|A-) もうちょい貼るよ

127: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:45:37.668 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
異次元北海道

小さい頃、家の近くの大きな木から視線を感じたためふと見ると、木の下に恐ろしい形相をした女性を見たそうです。
それから何十年か経ち、Sさんも20歳を越え、結婚を前提に男の人と付き合うようになりました。

ある日いつものように支笏湖(北海道)方へドライブにでかけました。
窓から風景を見ていると(森の中です)一本だけ違う大きな木があったのです。
小さい頃見たあの木なんです。
目線をずらそうとするのですがどうしてもそらせません。
どうしようと思っていると、やはりもの凄い形相をした女性が木の下にいました。
そして「いやだ」と思ったときは目を合わせてしまいました。

Sさんは早く通り過ぎたく、彼に飛ばしてと言ったのですが返事をしません。
彼を見ると彼が動いてないのです。
片手にカセットテープを入れ替えようとしているままの形で・・
「え?」体をゆすったのですが、石の様にびくともしないのです。

時計を見ました。1分・・2分・・自分の中で数えても動かないのです。
それどころか木の下の女性がこちらに歩いてくるのです。
「まずい」と思ったSさんは車から降り走って逃げようとしたのですが、外の光景も全て止まってるのです。
表現しにくいのですが風も止まってるというのです。

その時「あ、動き出す」と感じたので急いで車に乗り込んだ瞬間、突然時間がもどりました。
彼氏はカセットを新しいのに変え平然としてます。
「今、と・とまってたよね」彼氏に聞くとなんの事やらちんぷんかんぷんでした。
逆に怒られたようです。訳のわからん事を言うなって・・
サイドミラーから見てもさっきの木はもうありませんでした。

最近彼女も結婚し、当時の彼氏も今は旦那様になり、
旦那様の会社の社宅に住むようになったのですが、家の近くにまたあの木があるそうです

132: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 04:54:41.540 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-) 眠いからあと一つ…

136: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 05:09:40.345 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
ドアノブ

以前、ある地方にあるアパートに住んでいたことがある。
霊感とかは自分では全く無いと思うし、幽霊とか見た事は無かった。

自分の住んでいた部屋は、6畳と、4畳半の2部屋があって一階の端の部屋、
それまでは、ホントに何も無く、普通に暮らしてた。

でもある日から突然、おかしい事がおき始めた。
奇妙な音、4畳半の部屋で寝ていると6畳の部屋でだれかがボソボソしゃべっているような音。

最初は気にしなかった。
というより、気味が悪くて考えないようにしてた。
電気もつけっぱなしで寝るようになった。

でもそれが、一週間、十日と続いてくると流石に気が参ってしまった。
ノイローゼになりそうだった。

仕事先から家には帰らずに同僚や、上司の家に泊まり歩く日が続いた。
人には話せなかった。
根性なし、度胸なしと言われるのが恥ずかしかったから。
5日ぐらい帰らなかった。
でも流石に訳を隠して人の家に泊まる続けるのもそろそろ限界だった。

で、思い切って一人の同僚に訳を話した。
不思議とすんなり信じてくれた。
たぶん、自分に気を使ってくれたのだと思う。
マジメにノイローゼ寸前だったから。

137: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 05:10:44.986 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
次の日は休日だったし、同僚も一緒に自分の家に来てくれる事になった。
同僚がドアをあけようとした。
普通に中に入ろうとドアノブを廻しんだと思う。

その瞬間、同僚がふっ、と立ち止まった。
「今…向こうでノブ、誰か廻したぞ…」
鳥肌が立った。
同僚も身じろぎ一つせず立ちすくんでいる。

同僚が小さな悲鳴のようなものを立て、バッ、と言う感じでノブから手を離した。
自分達が見たものは独りでにガチャガチャ言うドアノブ。

明らかにドアの向こうには誰かがいて自分達が部屋に入る事を拒んでいるような感じだった。
同僚と自分は、怖くなりそこを駆け足で逃げ出した。

しかし、冷静に考えるともしかすると誰か中にいたんじゃないか…
そんなことも思い、思い切って同僚と警察に行った。
何者かが部屋の中にいるようなんです。と言うとお巡りさんが2人、一緒に来てくれた。
連絡も受けて、管理人さんも来てくれる事になった。

お巡りさんと一緒に自分の家まで行った。
お巡りさんは中を見てきますので…と言うと家の中に入っていった。
鍵は開けたままだった。

お巡りさんに部屋の中に入るよう言われて部屋に入った。
盗まれたものは何か無いか?荒らされてはいないか?
等の質問をされたが部屋の様子は以前と変わらなかった。

お巡りさんは近頃この辺も物騒ですのでもし何かあったらかまわずに通報してくれと言い残すと帰っていった。

138: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 05:11:36.119 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
それから少し遅れて管理人さんがやって来た。
自分は単刀直入に聞いた。
この部屋で以前何か無かったのか?と自分の体験した事を全て話した。

しかし、管理人さんは何も思いつかないと言う。
こういう仕事をしてればそういう怪談めいた話は聞くこともあるが
自分が見ているところにはそういう因縁めいた所は一つも無い!と言う。

私と同僚と管理人さん、3人で私の部屋の前の廊下でそんな話をしているとまたドアノブがガチャガチャ言い始めた。
気が狂いそうになった。

そのあと自分はすぐ引っ越した。
業者に全部頼み、自分は引越しには立ち会ったが部屋には一歩も入らなかった。

管理人さんに挨拶に行くとお払いを頼んだよと言っていた。
同僚は今でもドアノブをつかむ事に何ともいえない恐怖を感じるそうだ。

139: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2015/05/16(土) 05:13:48.054 ID:EMPetudy0.net BE:708155702-PLT(12004)
|A-)  さて、今日は昔の話もいくつか貼ってみたよ
    次回からも希望者がいれば昔の話も貼るねw

    では今日はこの辺で、おつかれさまw
    おやすみねー

140: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/05/16(土) 05:23:48.313 ID:rhRYc+hPK.net
>>139

毒男さんおつかれさまでしたーっ!
ドアノブは(><)やばいでつ!?自分ありますお幽霊かわかんないけれども(^o^;

おやつみなさ~い(。・_・。)ノまた見にきまつね!!

引用元: 毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか



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